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難易度:★★★★★
![]() ![]() 〜〜OPENING〜〜
コマー「鳥川君。 鬼頭警部から依頼が来たんだけどやっと仕事らしい依頼が来たよ。」 鳥川 「やっときたか。 そういえば僕等が仕事らしい依頼をこなしたのって 串坂(スティック)の事件以来じゃないか。」 コマー「残念ながら今回も君の友達、スティック絡みみたいだ。 「持つべきは悪友」って裏の世界の言葉は 僕からしてみれば敵同然だね。」 鳥川 「また串坂かあ・・・・。」 蒸し暑く蚊が鳴りやまぬ夜もとうに消え 「これはまたかなり丁寧な毒舌文章ですね。」 コマーは冷静に鬼頭警部に届いた手紙を読み終えた。 串坂も立派になったなあ。こんな丁寧に毒舌が書けるようになったなんて。 10年くらい前とはえらい違いだ。 「丁寧だの毒舌だのそんなことはどうでもよい! とにかくまずは奴が出してきた問題文を見つけなければいかんのじゃ!」 鬼頭警部は大きく吠えるとドスンとすぐ近くのパイプ椅子に座った。 「コマー・・・。結構これはきてるぞ・・・。早く問題文のありかを見つけてくれよ・・・。」 「無茶を言うんじゃない・・。そもそも君の友達だろ・・。スティックが隠しそうな場所くらい分かるんじゃないのか?・・・」 「鳥川君にコマー君!! コソコソしゃべってないで言いたいことがあるならさっさと言いたまえ!! これだから君たちは仕事がなかなか入らんのだよ!」 あ・・。コレはやばいぞ。僕はすぐに身の回りの危険を感じ取った。 コマーにとって探偵事務所を創ったことは生涯の夢だったことであり誇りだ。 それを今、いら立っている鬼頭警部が迂闊にもいちゃもんをつけてしまった。 「ほう・・・・。そこまで言いますか鬼頭警部どの・・・。」だめだ!このままでは鬼頭警部に掴みかかって依頼どころではない。 しかも鬼頭警部はいつか話した通りライオンを素手で倒してしまうようなメチャクチャ人間だ。 そんなのにあの貧弱で最弱で「もやし」なコマーが掴みかかったら…十中八九死ぬじゃないか! 「鬼頭警部ー!!鈴木凛、遅れました!」 張りつめた空気の中、鬼頭警部の唯一の部下。鈴木さんがやって来た。 なんでこんな最悪なタイミングで来てしまったのだろう。 鈴木さん・・・。君のことはできるだけ忘れないようにしよう・・・。 「あれ?鬼頭警部? なんでそんな張り紙をくっつけているんですか?」 「ほへえ?」 到底鬼頭警部が言ったとは思えない言葉が口から飛び出した。 一瞬、コマーと鬼頭警部をすっぽりととり囲んだ空間が止まる。 「ほへえ・・・・? お、鬼頭警部・・・。い、今なにを?」 コマーのこわばった顔が少しずつ軟らかくなってきた。 「ほ、ほへえをは言っとらん! 歩兵じゃ!そう歩兵と言ったんじゃ!そうじゃろ!鳥川君に鈴木君!」 あわてて鬼頭警部はそういうと張り付いているであろう紙を取るために背中に手をまわした。 だが何度やっても取れない。いや、届かないのだ。 それを見てついに僕とコマーと鈴木さんは笑ってしまった。 「わ、笑っていないで頼む!!鈴木君!この紙を早く取ってくれ!」 どうやら自分では取れないと観念したらしい。鈴木さんは「警部にもできないことはあるんですね」と少し喜んでいる。 こうしてやっと問題文が見つかった。 鬼頭警部へ。
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