クイズ大陸クイズ大陸

参加型ナゾトキサイト『クイズ大陸』で、脳トレをどうぞ!

FAQ
feedRSS


解けない積分ってなんなのさ?
難易度:★★  
?Argentum 2010/09/08 21:30
はじめて投稿する者ですが、
クイズ大陸の問題はいつも楽しませてもらっています。 (^_^)
あまりクイズっぽくないですが、
最近ハッとした数学の内容を1題…

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ある関数の積分について 
初等的に解くことができる とは 積分記号を外して初等関数で表現できる 
ということにします。(厳密ではありませんが…)
初等関数とは、複素数を用いた対数関数、指数関数、多項式によって得られる関数で、
   sinx、cosx、tanx、arccosx、arcsinx、arctanx、logx、e^x…
などのいわゆるよく目にする関数で、当然これらを組み合わせた
   arcsin(log(sin(e^x)))
なんかも初等関数で表現していると考えます。

さてここで積分について
例えば、Cを積分定数とすると
∫cosx dx = sinx + C
これは積分記号を外して初等関数で表現できるので、
初等的に解くことができるといえます。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

少々天下り的ですが、本題です。

【問題】
次の式(1.A)
      ∫cosx arccosx dx     (1.A)
は、初等的に解くことができないと既に分かっています。
この事実を用いて以下の式(1.B)も初等的に解くことができないことを示しなさい。
      ∫sin(sinx) dx      (1.B)
ヒントヒント逆三角関数の微分をよく考えて部分積分してみよう!
Answer∫ sin(sinx) dx
=∫sint (-arccost)' dt
=-sint arccost +∫cost arccost dt
ただし、sinx = tとおき、
dx = dt/cosx = dt/√(1-t^2) =(-arccost)'dt
の関係を用いている。

(1.A)式に従って初等関数で表現できない関数を含んでいるので、
(1.B)式についても初等関数で表現できない。
正解画像ヒントが1つあるよ
■
回答募集は終了しました。

このクイズのヒント

    ヒントは1つあるよ
    ヒントが欲しい人:0人
    次のヒントまであと4人

このクイズの参加者(3人)

ジャンル・キーワード

携帯用ページ


携帯電話のQRコード読み取り機能でこのページを見られます。

広告 お買い物は下記のリンクからどうぞ