前回の事件後、いろいろまた事件の捜査に加わったので私は疲れ切っていた。
その中で休暇が取れ、私は海外で休暇を過ごすために船に乗っていた。
「やっと、事件の事から離れられる。全く、何で事件が多いのか分からないな。」
椅子に座って飲み物を飲みながらそう思った。
でも、それも束の間であった。
「キャー！！」
「！？」
後ろ側で叫び声が突然、聞こえてきたので急いでその叫び声の元に向かった。
そこで銃殺された遺体が床の上で倒れていた。
「これは…。あなたの仕業ですか？」
「違います！私じゃありません！」
そこに他の乗客が数人来た。
「何かあったのか！？」
「何だかすごい叫び声が聞こえてきたんだけど、何？」

遺体を見た人たちは驚きの声を出し続けた。私は彼らを静めようと呼びかけた。
「皆さん！一端、ここから離れてください！」
「誰だ、お前？」
「私は探偵をしているものです。遺体を調べたいのでこの場からすぐに離れてください。今すぐにです。」
「ああ、分かった…。」

そして、遺体を調べていくと、遺体の右腕に挟まれた拳銃が発見された。おまけに弾が六つのうち一つない…。
これだけではさすがに犯人は特定できないので、容疑者を絞っていくことにした。
そうしていくうちに、悲鳴が上がった瞬間に現場付近にいた三人が容疑者として挙げられた。
一人目は山田一哉というサラリーマンの男。
二人目は悲鳴を上げた20代女性の清水恵子。
最後は悪そうな眼をしている清水と同年齢の男性、馬場敏明。
私はこの三人にいろいろ聞いてみた。
「なにか被疑者について知っていることはありませんか？何でもいいのでお願いします。」
「確か、亡くなった方は写真を見ていました。何が写っていたかは分かりませんでした。」
「私はこの人に呼ばれてきたんですが…こんなことになるなんて…！」
「……」
なぜ馬場は何もはなさないんだ？もう少しきいてみるか…。
「あなたはこの人の知り合いですか？答えてください！」
「いや…前に会ったことがあるような気がしたんだ…。親戚ではないと思うが…。」
「他のお二人は心当たりはありますか？」
「さっきから怖く感じているんです。理由はわからないんですけど、とにかく見るのが怖いんです。」
「お知り合いの方ですか？」
「いえ、知らない方です…。」
「それで、あなたは？」
「私はそのような方は存じ上げません。」
「そうですか…。」
そう思って、遺体から財布が出ていたので調べてみると、清水が写った写真が入っていた。そこで、私は閃いた。

問　被害者は清水にとってどんな人であったか五文字で答えてください。