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座標
難易度:★★★
Meteo 2010/07/26 20:54 まず最初に原点Oを用意する。次に任意の位置Xに点をとる。その2点O,Xを結ぶ直線x上の各点にy=x2と合同な放物線の頂点を,xに関して線対称となるように置いていく。なお,このとき,放物線がx上のOとXの間を通る時,その焦点は放物線に関してXの側に来るようにし,x上のすべての点においてその向きに並べていくものとする。そうすると,平面上の各点は次のような2通りに位置を数値で表すことができる。
すなわち,OX上の点PとOとの距離pが定まれば,Pがのっている放物線がただ1つ定まる。次にOに関してPから反時計回りに放物線に沿ってqだけ進んだところにある点の座標を(p,q),時計回りに放物線に沿ってqだけ進んだところにある点の座標を(p,−q)と定義する。これを定義Aとする。 一方,座標pの定め方は定義Aと同じとして,Pとその放物線上の点を結ぶ線分の長さがqであるとき,その点の座標を(p,±q)と定義する。ただし,Oに関して反時計回りの時はqを,時計回りの時は−qをとる。これを定義Bとする。 [問題] 点P(r,s)とする。媒介変数tを用いて,r=t,s=tで表される点の軌跡は,定義A,定義Bにおいてはどのような曲線となるか。好きなレベルで論じよ。
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