これは、<ある事件>をpontaなりに脚色したものです。お暇な時にでもどうぞ
私はZ社の技術者です。
Z社は、とある製品“ウルトラQ”の部品の一部を開発設計製造しています。
これから、某所で“ウルトラQ”に関連する人達が会議を始めます。
ずいぶん偉い方も参加されているようです。
会議のテーマは、この“ウルトラQ”を、今から稼動させるかどうかです。
当初の計画よりもかなり遅れているスケジュールに苛立ちながら、
早く稼動させろという人達ばかりのようです…
【会議室】
参加者A:で、どうなんだ?
参加者B:一部の会社が反対しています。
参加者A:どこだ?
参加者B:Z社です。Z社が稼動すべきではないと言っています。
参加者A:なぜだっ、もう一度確認しろ!どれだけ遅れていると思っているんだ!
【電話】
参加者B:社長、どうしてダメなんだ!
Z社社長:うちの技術者が、そんな環境ではテストしたことがない。危険だと言っています。
参加者B:そこを何とかするのがお前の仕事だろ!何とかしろ!!
これ以上、稼動を遅らせるわけにはいかないんだ!
Z社社長:少し時間をください。
【Z社】
Z社社長:本当にダメなのか?
私:危険すぎます。
Z社社長:でも、うまくいくかもしれないんだろ?
私:やってみなければ分かりませんが、リスクが大きすぎます。
Z社社長:我が社の存続にも関わるんだぞ!
私: … … しかし …
Z社社長:たのむよ。OKと言ってくれ!いや、せめてNOと言わないでくれ。
私: … … …
Z社社長:いいんだな、進めて!
私: … … … … …
【電話】
Z社社長:このまま進めてください。
会議参加者B:よしっ!!
こうして、“ウルトラQ”は稼動されたのでした。
この<ある事件>、教訓としてよく研修などで使われます。
“ウルトラQ”とは何でしょう?質問大歓迎で〜す
囁きはいつもながらロック時までに全オープンいたします