ブライトネスです、物語にチャレンジしてみます

〜始まり〜
これは、ある都会の物語である。
大学を卒業したばかりの一人の男がいた。
彼の名は妙義 剛（みょうぎ たけし）。
サークルで「歌」の理論を学び続けてきた。
妙義はカラオケがホームグラウンドらしい。いつも９０点は欠かさず獲る。
「♪君に描く夢を見ていたい〜 」
こいつの友達は当然妙義の後に歌いづらい訳だ。

「♪二人よりそって歩〜いて〜 」９４点。
「♪鏡の中のマリオネ〜ット 」８９点。
「♪I wanna rock'n'roll all night and party everyday 」９７点。
「♪どれだけ涙を流せば〜あなたを忘れられるだろう〜 」９５点。

次々に得点と笑顔を連発していく妙義。
変な責任感をまとって顔が青白くなっていく周りの友達…。
その中で、一人だけ笑顔だった奴がいた･･･。
彼の名は石神井 雅治（しゃくじい まさはる）、ギタリスト。
石神井が妙義にこんなリクエストをした。
「「ニスの無い道」歌ってくんないか？ 十八番だろ？ 」
「へ？オハコ…？そんな歌あったっけ？ 」
妙義はリモコンで検索したが、そんな歌は出てこなかった。

さて問題です。
あなたはカラオケにいる友達の一人です。
石神井のリクエスト曲を教えてあげてください。
（曲名とアーティストでお答え下さい）

そしてカラオケが終わり･･･、
「あ、妙義タケシ、お財布忘れましたぁ〜 」
みんなの顔はますます青白くなった。

つづく