俺の名前は望月　光。高校２年の野球部員だ。
お前は『どうしてわかったんだ！？』の、問題をやってくれたか？
あの事件のせいで俺は三日間絶食したんだ・・・。
俺ももう２年で後輩がいる。だが、あの犬谷先輩、いや、犬谷はまだいる！！
犬谷のせいでおれは絶食をしたんだ。まあ、元をたどれば俺のせいだが。
正直俺は悔しかった。「だまし」には自身があったのに、犬谷はそれを軽く解きやがった！
だが！！！俺もくよくよしている場合じゃない！
俺は、完璧復讐計画という計画をたてた。そして計画実行前日。
俺はまず倉庫に入って、グローブやバットを床に歩ける範囲が無くなるぐらいまで
放り投げた。もちろん、俺は指紋がつかないよう手袋をつけていた。その後、
金属バットを１本取り出して外に出た。そして、内側から鍵のかかっている窓を
持っている金属バットでおもいっきり割った。さらにその後、ドアを開けてその金属バット
を家にこっそり持ち帰った。これで準備完了！みてろよ、犬谷！！

　　　翌日
グランドに行くと予想どうり野球部員みんなが倉庫にむらがっていた。
「あっ、望月！」
さっそく犬谷が俺の胸倉をつかんできた。
「どうせ今回もお前の仕業だろ！？」
「ちがいますよ先輩！」
よし、演技開始！！
「だいたい俺がやったっていう証拠は！」
「う、それは・・・」
しめしめ、たじろいだな。
演技ぞっこう！！
「それじゃあ先輩おきにいりのバットが盗まれたんですか？」
「いや、俺のは盗まれていないけど、金属バットが１本盗まれていたんだ」
「じゃあ、もし俺が犯人だとしたらなんで金属バットを盗む必要があるんですか？」
「うっ・・・」
ふっ、またたじろいだ！！
今回はいけるんじゃねーか？
「それに、あの事件しってますか？」
「あの事件？」
「通り魔事件ですよ！ＯＬが交差点でやられたっていう！きっとその時に犯人が盗んだん
ですよ！」
「なるほど・・・」
「きっと犯人は、窓を割って中に入っていろいろと荒らした後に金属バットを取って、
内側からドアの鍵を開けて外に出たんですよ！」
がー―ンッ、ていう効果音が聞こえてきそうなほど犬谷はショックを受けた。
うっしゃ！今回は俺の勝ちだ！！
「さあ、犬谷先輩！俺を犯人扱いしたのであやまってもらえますか？」
俺は少し鼻の穴をふくらませて言った。
「うぅ・・・すまない、望月。お前を犯人扱いにして悪かった・・・
・・・なんて言うとおもったか？」
「へ？」
「どうだ、俺の演技は？うまかっただろ！」
ど、どど、どういうことだ！？
「お前が犯人だろ」
「な、なにを！俺じゃないですよ！」
「だって、お前の言っていることが矛盾している部分があるんだよ」
そ、そんな・・・
「おい、望月。てめぇこんどは１週間絶食させたろか！！！」
ひえええええええぇぇぇぇぇぇぇ！！
そ、そんな。今回は完璧だったはずなのに。
な、なんでばれたんだ！？