気がつけば俺は遭難していた。

山の中を一晩中さまよい続けた挙げ句のはてに
足を滑らせ崖から転落
しこたま体を打ち付けて立ち上がれない状態となった
俺・・このまま死んじまうのか・・？
そのまま俺はいつもの眠りよりも深い深い闇へ落ちていった。


数日後
目を覚ました俺は首だけ動かしてあたりを見回す。
あれからどれくらい経過したんだろうか？
鉛のように重く感じる体を動かし
腕にはめていた腕時計を確認する。
時計に小さく表示してある日付けを確認する為だ。

出発した日が1日
確認した時計の日付けは14日の表示になっている。

チッチッチッ・・
秒針の音
時計はちゃんと動いていてまったく壊れてはいない。

・・嘘だろ？
あれから二週間経過しているなんて。
俺は自分のほっぺたをつねってみた。

「痛たたた！！」

ははは・・確かに生きてるし夢じゃない。

俺は相変わらず寝たままの状態で動けないでいる。

俺は食べ物を一切口にしないまま二週間を生き抜いたようである。

生きているのが奇跡。

それにしても腹減った。
あの花は食べられるかなあ・・・？


問題
二週間もの間食べ物を一切口にしないまま、男はなぜ生きていられたのだろうか？

※今回は正解が２つあります。

１つ目の正解
物語から推理する通常の正解

２つ目の正解
こちらは非現実的なブラックジョークを含んだ答えです。
頭の体操、オヤジ問題としてお考えください。

もうひとつ、時計の日付けの部分に隠れた別解がございます。
そちらにもチャレンジしてみませんか？

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