ここは私立易問貿（エキモンボウ）高校。
今日はこの高校の入学式である。

易問貿「えー，私が校長の易問貿成作（エキモンボウナリサク）である。まずは，諸君，ご入学おめでとう。うだうだ，うだうだ，……」
左右「校長の話はいつも長いなあ 」
家出「そんなことはない！　あれはあれで一所懸命話しているんだ！」

左右君と家出君は同じ中学校出身である。

左右「ってかそれ，フォローしてんのか貶してんのか？
　　　そうそう，初めて僕達の名前を知る皆さんのために自己紹介しようよ。俺は絶対”さゆう”って読まれてる。」
家出「そうだね 　1800秒くらい話してるし。」
左右「（……30分のことか。）俺の名前は”あてら”。決して”さゆう”ではないからな！」
家出「僕の名前は”いえで”と読みます。雑学として，左右さんは埼玉県に家出さんは東京に最も多い軒数があるそうです。」
左右「そんなトリビアはいらねぇよ。」

さらに10分経過

易問貿「ここで入学したての諸君に簡単な問題を出そう。解った者から校長室に来なさい。先着2名までには賞品を贈呈しよう。
　　　　　では，問題だ。あるところに，国語さん・古典さん・数学さん・理科さん・社会さん・英語さんが居た。そこに先生がやってきて『整列!!』と言った。
　　　　　すると，国語さん・古典さんは縦隊に，数学さん・理科さん・社会さん・英語さんは横隊に並んだ。それはなぜか。」

〜放課後〜
左右「俺達，同じクラスになれて良かったな」
家出「まぁね。これで今年も教室がうるさくなるなあ」
左右「何ぃ!!　ところでお前，校長の出した問題の答えは解ったのか？
家出「まだだけど……。」
左右「お前，勉強はできるくせにこの程度の問題も解けないのか。頭が固いな！」
家出「返す言葉が見つからない 。　それで……答えは？」
左右「教えてやる代わりに，賞品はお前の分も俺の物だ。いいな？」
家出「（君はジャイアンか！）でも，先着2名ならでしょ？」
左右「たぶん間に合う！　答えは――――」
家出「なるほど！」
左右「じゃあ，校長室へ行くぞ！」

校長室から出てきた左右君は，賞品である大学ノートを2人分抱えて出てきました。


さて，校長先生の出したクイズの答えとは何でしょう？