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奇跡の一発逆転劇!(悪者目線バージョン)
難易度:★★
つのだくん 2009/04/07 13:11 あるところに大きな木造の食糧倉庫があった。中には、砂糖、塩、小麦粉、米などの生活に必要な食糧が大量に保存してあった。持ち主はある農家だったが、無用心なことにかぎすらもかけずにほったらかしにしていたのだ。
そのため、銀行強盗を犯したグループがこの食糧倉庫に逃げ込んできた。あとを追っていた警察はすぐに周辺を包囲したが、そのまま進展せずこう着状態が始まった。警官の一人がつぶやいた。 「まずいですね・・・。中には食糧も大量にあるから、当分戦意喪失とはならないでしょうね・・・。」 「そうだな。やはりすぐに突入するしかないようだ。しかも、レーダーによると上空に仲間のヘリも待機しているらしいから、混乱に乗じて上層部だけが逃げるかもしれん。」 近くにいた警部が頷きながら言った。しかし、さっきの警官は右手をパタパタ振ってこう言った。 「そんなことあるわけないじゃないですか。ヘリが下りてきたら打ち落とせばいいのに。」 「だといいんだけどな・・・。何か起きたときに、われわれがそっちに気をとられてたらおしまいだ。」 もう一人の警官は何か腑に落ちないような顔で腕を組んだ。まさか、その悪い予感が現実のものになるとは知らずに。 倉庫の中では、三人の犯人たちが作戦を練っていた。Aが言う。 「いいか?外の様子から見れば、これから突入してくるのはバカでもわかる。だから、どうやってヘリから助けてもらうかを考えろ。」 「そんな簡単に言うなよな。ヘリから縄を降ろしてもよほど向こうが混乱してなくちゃ逃げられないだろ。」 Bが答えた。 「そうだな。しかも、この倉庫には当然武器なんかない。武器はこの銃三丁だけだ。」 「そういえば、ここには地下室がなかったか?」 Cが叫んだが、他二人は白い目でCを見た。 「お前はあほじゃねえのか?そんなところに隠れてもすぐつかまるだろ。」 「そうか・・・。メシだけは大量にあるのにな・・・。」 Cはぼそっとつぶやくと、それに反応したのはBだった。 「そうか!その手があったか!」 三十分後、警察は催涙弾を発射したのち、突入した。やたら催涙ガスが白く全域に立ち込めていたので隠れる場所はないかと思われた。それもそのはず、なぜか取り外された換気扇のモーターとプロペラが高速で回っていたのだ。そのうち捜索が始まると・・・。 「警部!どこにもいません!」 「何?もっとよく探せ!」 「警部!こんなところに地下室が!」 それは、床を開く形でコンクリート製の頑丈な地下室への入り口だった。 「中から鍵かかかっているようです!」 「仕方ない。銃でこじ開けろ!」 そう言われて一人の警官が銃口を扉に向けた。そして、銃口が火を噴いた瞬間・・・! どこからともなく火が生まれ、たちまち倉庫全体が大爆発をしたのだった。中に突入した全ての警官はもちろん、外にも被害は及び、ほとんどの警官やパトカーが吹き飛ばされてしまった。そしてまだ火が残る中、混乱に乗じて犯人たちは地下室から脱出し、ヘリに助けてもらい全員が逃走したのだった。 さて、これは犯人たちの罠だったとある探偵は後日推理していた。では、どうやって犯人は火薬のまったくない倉庫を吹き飛ばすことに成功したのだろうか?重要単語を四字熟語で答えてほしい。
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