頭の体操/論理パズル答え
Q138の答え
ありうる
正解者
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Junichi moriiさん |
森田さん |
解説
この問題は一見、まるで不可能なことのように思えます。しかしクイズの世界では、可能を不可能に見せかけるために作者は問題中に様々な仕掛け(鎖)をするものです。この問題もそんな1つ。さぁ、あなたはその見せかけを見破れたでしょうか。
ではまず、不可能だと思われる部分に焦点を当ててみましょうか。それはもちろん、「2日前の消印のある封筒の中に、次の日の朝刊が入っていた」という部分ですよね。そう、2日前に投函した手紙に3日後の朝刊を同封することなどもちろん不可能。消印が本物だという念も押されています。ところが!これこそがまさに見せかけなのです。この念押しによって、封筒は2日前に投函されたものだと錯覚させてしまうのです。よく考えてみてください。「消印が2日前」だからと言って、「2日前に投函された」ものであるとは限りません。要は2日前の消印さえ手に入ればよいのですから。例えば2日前に、空っぽの封筒を自分の家宛てに送っとく。まぁ1日もあれば届くでしょう。手元には封筒と2日前の消印が。あとは住所だけ変えれば万事解決。え?新しく消印がつくじゃんって?誰も「投函」するとは言ってませんよ。ラブレターっぽく、手渡しでもしましょうか。これでこの問題を縛っていた鎖が1つ外れましたね。
そしてもう1つの不可能は、「次の日の朝刊を手に入れる」こと。遅いとは言えまだ朝食を済ませたくらいの時間に、次の日の朝刊が出来上がっているはずがありません。次の日の新聞を手に入れることができない・・ならばいっそのこと、時間を1日進めてしまえばいい。今日の新聞が次の日の新聞になる。そんなこと不可能ですって?それが可能なんです。このHimagineでも何問かにおいてトリックとして使っているのでお気づきの方も多いと思います。そう、「日付変更線を越える」ことです。これで日にちを1日進めることができますよね。あ、そうそう、封筒と今日の新聞を持っていくのも忘れずに。
◆Junichi moriiさんの解答
1.今朝発行された朝刊を用意し、2日前の消印が押された封筒に入れ、厳重に封をする。 2.タイルコ君と一緒に、東京発→ハワイ行(等、日付変更線をまたぐ便)の飛行機に乗る。 3.日付変更線を越えて1日前になった時点で、遅い朝食を済ませたタイルコ君に封書を渡す。 封書の消印は2日前、中身は次の日の朝刊。めでたしめでたし
一つ一つ解いていけば、いつか全てが解ける・・今回は2つの鎖を被せたので難しく感じたかもしれませんが、鎖のかかった物(問題全体)を見るより、鎖そのものに目を向けて外し方を考えていくのもよいのかもしれませんね
参考
花はやがて開くから 種をまけばいいじゃん[yusuke asada/road to you]
問題投稿者:管理人オリジナル
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