クイズ大陸クイズ大陸

参加型ナゾトキサイト『クイズ大陸』で、脳トレをどうぞ!

FAQ
feedRSS


謎多き殺人事件。〜容疑者がいない?〜
難易度:★★★  
?たく
この事件は、同シリーズ〜矛盾のダイイングメッセージ〜http://quiz-tairiku.com/q.cgi?mode=view&no=6078と関係しています。


3月○日


刑事課に高級高層マンションから女性が落ちてきたとの一報が飛び込んできた。
俺は、日下を連れて現場に向かった。
そこには、俺の目を疑う光景が広がっていた。
日下「被害者は緒方澄江(おがたすみえ)、21歳。瀬尾内科医院院長殺人事件の容疑者の一人です。」
高木「そんなのは分かっとる。」
日下「目撃者の証言によれば何物かに突き落とされたようです。」
高木「…………連続殺人か。」
日下「死亡推定時刻は9時から10時の間、目撃者の証言によれば9時15分前後に落ちたといっているので9時15分と考えて間違いないと思われます。」
三波「こんなものがあったぞ。」
三波は「せおかずお」と震えた文字で書かれたメモ用紙を手にしていた。
高木と日下は、瀬尾家に向かった。
高木「瀬尾和夫さんですな。今しがた緒方澄江さんが何者かに殺害されました。そのことでちょっとお話が…。」
日下「それで、9時15分頃は何をなさっていましたか?」
和夫「俺ら親戚一同でこの病院の経営について話してたよ。」
高木「より具体的にお願いします。何時から何時までやっていましたか。誰が居りましたか?」
和夫「瀬尾美由紀、則子、菅原春香、徹の4人です。8時から2時程まで行ったと思います。」
この和夫の証言に関しては他の4人と共に確定的な裏付けが取れた。
三波からこんな報告も受けた。
三波「この紙のせおかずおの文字だが、被害者の筆跡とは違うことが証明された。」

高級マンションの一室に居を構えた被害者に疑問を抱き、捜査を進めるとCD-ROMの元となるカルテは被害者が提供したこと、カルテを患者の遺族に提供しその見返りとして報酬を貰っていたことが判明した。
また、32年前麻生三郎が初めて赴任したY高校で学年補佐という形で佐伯順子を教えたこと、熊谷紅実子(旧姓 佐伯)の妹が順子であることも判明した。
麻生稔が被害者に好意を抱いていたことも判明した。


高木「恐らくこの事件も連続殺人と見るのが妥当だろうな」
日下「でも、二人ともアリバイが有るじゃないですか…」
犯行時間、麻生と熊谷の2人は現場から車で1時間離れた公園にいたと証言している。
しかし、熊谷は公園の中のカフェ、麻生はカフェの傍にある花壇の隣の四阿(あずまや)で休んでいた。しかし、二人は会っていないと云う。二人が撮ったという写真がこれだ。

観光客にとってもらったという麻生の写真の右手に四阿、右奥に時計の横が見える。時計が反時計回りに数度回っていたので辛うじて8時50分というのが確認できた。
カフェにて自分で撮ったという熊谷の写真は、窓の外左手手前に四阿、右手奥に時計がみえた。時計の針は9時20分を指していた。
高木と日下が調べたところ時計は狂っていなかった。
麻生の写真の時計、四阿と熊谷の写真の時計四阿は同一のものである。

この二枚の写真を見た三波は「この写真は偽装だ。」といった。
三波の言うとおり、この写真を撮った人を尋問すると偽装を認めた。
また、この人は被害者殺害を認めた。
高木は、確証はなかったが自分を信じ被告に余罪を追及した。


そこで、皆さんには三波はなぜ、うち一つの写真を偽装だと見破ったのか。
アリバイを崩し、犯人を推理して欲しい。
Answerコメントを参照。
■
回答募集は終了しました。

このクイズのヒント

    ヒント知らないよ

このクイズの参加者(3人)

ジャンル・キーワード

携帯用ページ


携帯電話のQRコード読み取り機能でこのページを見られます。

広告 お買い物は下記のリンクからどうぞ

広告
クイズ大陸関連書籍