ある会社の地下金庫から変死体が発見された。
その地下金庫は手狭だがかなり厳重でドアを閉めると空気の出入りすら無いというものだった。
しかも今は使用されてないそうで、年末の大掃除ぐらいしかそこは開けることはないということで社員の間では有名らしい。実際死体は大掃除で発見されたとのこと。

そして、変死体はそこの会社員でスーツを着ているのだが内臓がはみ出るほど腹を裂かれ、正視に耐えないものであった。更に死後１ヶ月がたち腐臭もひどいものであった。被害者の持ち物は社員証、手帳、財布、ハンカチ、自転車の鍵の５点。

状況から当然他殺かと思われたが、なんと検死の結果服毒自殺であることが明らかになった。
ここから追加です。
（更に検死の結果死者は重病を患っており後3ヶ月もない命だったとのこと、腹を裂いた凶器はナイフのようなものではなく細長いものを突き刺し引き裂いたような感じだったとのこと、腹に黒い跡がわずかについていること、がわかった。

そして、その後死体を損壊したとこの会社の社員が出頭してきた。その男の話によると死体の男に恨みはないが逆に死体の男に恨まれていたというのだ。そして、腹を裂いた凶器は外に捨ててしまったが死体の男の持ち物だったという。）

さて、そうなると当然でる疑問、すなわち死者の腹を裂いた理由は何だったのだろうか？（もう下に半分解答は出てますが。）