石田辰夫は百貨店のトイレで大便をしていたところ携帯電話が鳴った。娘の真由美からだった。
真由美「ああ。お父さん。今、宿題やってるの。わからないところがあるの。教えてくれる？」
辰夫「いいけど、お母さんに訊いてみたか？」
真由美「うん。でもわからないって。お父さんに訊きなさいって。」
辰夫「仕方ないな。なんだ？わからないところは？」
真由美「国語なんだけど、陰暦で八月は葉月、九月は長月、で十月がわからないの。」
辰夫「十月？」
えっと、なんだったかな？　ちょっと待ってよ。んーはるか昔に習ったなぁ。十二月は師走だろ。
確か十月に出雲大社に神々が集まってきて諸国に神がいなくなり、あっ、神無月だ！
辰夫「カンナヅキだよ。カンナヅキ」
真由美「カンナヅキ……。えっと……。カンナヅキ？…カンナ…月はわかるけどカンナってどんな字書くの？」
辰夫「神が無い」
真由美「神に無いに月ね。ありがとう。あと、お母さんが晩御飯の味噌汁にワカメ入れるの？って訊いてるよ。」
辰夫「入れてくれ」
真由美「わかったわ。そう伝えとくね。はやく帰ってきてね。じゃあバイバイ。」

すると突然、辰夫の頭上にある物が落ちてきて後頭部にあたった。
辰夫はびっくりし上を見上げたが天井と照明の電球があるだけで何かが落ちてきそうな棚などはなかった。
ある物とはなんでしょう？（根拠もおねがいします。）

オリジナル問題です。よろしくお願いします。