近年、猟奇殺人が増えてきた東京は新しい猟奇殺人専門の部署を作り捜査、推理させていた。実験段階ですでに成功を収めた彼らは正式に認められ新聞や雑誌に多く取り上げられた。その後も次々と成功していた。そんな彼らとマスコミ各社の元に一つの予告状がきた。



どうやらこの恨み、まだはらえない。
だからもうがまんできん
↑ちょっと間違えていました。

上の文章はたんなる戯言にすぎない。今の気持ちを書いただけだ。私はどうしても殺したいやつがいる。だからそいつを殺すための布石としてたくさんの人を猟奇的に殺す。道連れだな。そして最後にあいつを殺す。



予告状の感想は五藤が言った。「達筆だな」「私より字がうまいと思う。だいたい筆ペンですよねこれ。どう思います？リーダー」リーダー(八条)に七実が聞く「俺の方が字はうまい。」「いやそうじゃなくて」「ああそっちか。まだなんともいえないな」「あれリーダー以外に慎重ですね」「そういうな惣一」「ま、すぐに分かるんじゃないですか」と言って三遼がこの話題を締めくくった。

そして三日後死体が見つかった。これらの死体は駅の周辺で見つかった。
まず豊島園で異常な死体が見つかった。最近は首が切り取られるのは当たり前の世の中になったのだが、これはそれでも驚くような異常な死体だったとだけ書いておく。被害者は近くに住む畑山　暁(はたやま　さとる)23歳フリーターだ。午後十二時ごろ殺されたものと思われる。
つぎの死体は都立家政で見つかった。被害者は下等　様(かとう　さま)38歳銀行員。これも午後十二時ごろ殺されたものと思われる。
以下は見つかった場所、名前、歳、職業、死亡推定時刻を書きます。
落合　玖好　真子(くずき　まこ)　２８歳　主婦　午後十二時ごろ
東新宿　堅山　薫(かたやま　かおる)　48歳　主婦　午前二時ごろ
曙橋　先飲屋　綱領(さきのみや　こうりょう)18歳　大学生　午前二時ごろ

そして捜査会議が開かれた。
「第一にこの予告状のあいつを探すことが重要だ」「でもリーダー分かるんですかね」と五藤。「知らん」「え。・・・とりあえず僕は予告状を考えたいと思います」「そういえば被害者の接点は何も無いですよね」「予告状にあるのかもしれないぞ。七実」「可能性としてはありえるな」「ほら惣一も言ってる」「とにかく考えることが大事だ。これだけ綺麗な字だ。この字から容疑者がだせるかもな」「じゃ、とりあえずリーダーを容疑者に」「それは無しだ」
こうして無駄に捜査会議が終わった。

問題
あいつとは誰か、名前、歳、職業を答えてください。


書き忘れていましたが、答えは何通りもあります。