深士銀平のもとに警察官の友人である溝木 陣悟(みぞき じんご)が訪ねてきた。
彼の管轄内で起きたある殺人事件が解けないため助けを求めたのである。

以下がその事件の内容である。

登場人物は
出阪 茂道(いでさか しげみち)
千垣 夏穂(せんがき なつほ)
福下 塔児(ふくした とうじ)
水無瀬 千鶴(みなせ ちづる)

全員、片桐医科大学の学生である。

x月 y日
この日は福下の誕生会であった。この4人は千垣の家で福下の誕生会を行った。
実はこの誕生会は福下には秘密でサプライズ誕生会なのであった。
結果は大成功。
かと思われたが、その後に悲劇は起きた。

誕生会も終盤に差し掛かったところ、千垣がキャンディの詰め合わされたお菓子の袋を取り出した。入っていたキャンディは4つ。イチゴ味、メロン味、パイン味、レモン味だった。
千垣はまず福下に、ついで出阪、水無瀬にとらせ、最後に千垣も余りをとった。
福下がイチゴ、出阪がレモン、水無瀬はメロン、千垣はパイン味をそれぞれとり、口に含んだ。
しかし、福下が飴玉を口にした瞬間もがき倒れた。
イチゴ味の飴玉には毒が混入されていて、その毒は片桐医科大学にあったものらしい。
飴玉の包み紙にごく小さな穴が開いていたことから、注射器を刺して包み紙越しに毒を入れたらしい。

ここで問題なのが、誰も注射器や毒を持っていないし、
そもそもイチゴ味を選んだのは福下自身である。

確率25%の確率に犯人が賭けたのだろうか?


溝木の話を聞いた銀平は
「やり方はある。すると犯人も決まる。」と言い出した。

犯人は誰でいったいどんなトリックを使ったのだろうか?


追記です。
僕が考えたトリックでも犯人は定まりませんでした。
ですから、トリックだけをお考えください!
また、色々と別解もあるので本解がわかった方も別解を考えてみてください!