正義の改造人間２号は、
４号からの緊急招集に、押っ取り刀で翔けつけた。

「よぉ、２号。さすがに速いな。心強いぜ。
　情けない話だが、オレひとりでは手に負えん。」

「オメェさん、そのナリはどうした。
　いつにも増して〇〇〇〇〇〇〇じゃねぇか。　　　　（※１）
　そこまでさせるってぇのは、どんな女だい？」

「奴ぁ、世間じゃ　ちょいと人気の美人アナウンサーだ。
　だが実態は、悪の組織の刺客。そして、妙な話なんだが、
　あの女には　洞察力というものが　まるで欠如している。」

「ほぅ？」

「普通の戦士ならば、それは致命的な欠陥だ。だが
　改造手術で、あの女には強力な自己修復能力がある。
　死ぬということが無い。必ず復活するんだよ。　　　　（※Ａ）
　先の戦闘で一時的に退けたが、今も近くにいる筈だ。」

「なるほど。・・・ハイテクボディの暗殺者と言えば、
　実はな俺、先週、超キュートな女と親しくなったぜ。」

「オィオィ、こんな時にノロケ話かい？」

「まぁ聞け。小雪の日のデートと洒落込んだんだが、
　天候が急変して、突然のブリザード。
　そこで、近かったから、俺のアパートに連れ込んだ。」

「おい、お前さんのアパートって、そりゃぁ・・・」

「そうとも、相変わらずさ。だが俺も舞い上がってた。
　『しょうのないヒトね、掃除も洗濯も私に任せて』とでも
　言ってくれるんじゃないか　と期待していたワケ。

　彼女が玄関先で震えはじめたが、寒さの所為だと思った。
　だから彼女に、部屋に一枚しかない、使い込んだ毛布を投げた。」

「投げるなよ、乱暴な。」

「すると彼女、悲鳴をあげて苦しみはじめた。
　ショックだったよ。
　彼女〇〇〇〇〇〇〇〇だったのさ。」　　　　（※２）

「・・・なんのこっちゃ〜ぃ！」

「危ないところだったぜ。
　色仕掛けで俺に接近して、寝首を掻くつもりだったんだ。
　こんな気質の俺だが、なにが幸いするか、わからないものだ。
　加えて天候が味方した。本当ラッキーだった。」　　　　（※３）

「それから、どうなったんだい？」

「のたうちまわった彼女、液漏れをおこした。
　無害な温水だ。クラシックな仕組みを使ってたんだ。
　彼女にとっては命とりさ。俺に反撃したかったのだろうが、
　『いたむ〇〇〇〇〇。』と悔しそうに呟いて立ち去ったよ。」　（※４）

「〇〇〇〇〇〇！」　　　　（※５）


問題

　※１、いつにも増して〇〇〇〇〇〇〇４号。　空欄に当てはまる言葉は？（ひらがな７文字）

　※Ａ、見る目がないけど、永遠の命を持った女。　彼女を表す単語は？　（ひらがな４文字）
　
　※２、「彼女〇〇〇〇〇〇〇〇だったのさ。」空欄に当てはまる言葉は？（ひらがな８文字）

　※３、「加えて天候が味方した。」　　　　　　意味していることは？　（ひらがな５文字）

　※４、『いたむ〇〇〇〇〇。』と呟いた女。　空欄に当てはまる言葉は？（ひらがな５文字）

　※５、「〇〇〇〇〇〇！」４号のツッコミ。　空欄に当てはまる言葉は？（ひらがな６文字）