このクイズのヒント
-
ヒント知らないよ
このクイズの参加者(24人)
広告

広告
広告
広告
広告
クイズ大陸関連書籍
![]() ![]() |
![]() |
![]() |
![]()
難易度:★★
![]() ![]() ギャンブル中毒の少年がベンチに座って、今日パチンコで勝った景品を見ながらにやけていると、「君、ちょっといいかな」と、声をかけられた。
英国風の紳士だった。だが、英国風なのは格好だけで、実際のところは日本人だ。 「これから、おじさんと賭けをしないかい?」 ギャンブル中毒の少年の頭は、「賭け」と聞くと積極的な反射が促されるようにできているため、間髪入れずに首肯した。 「よろしい。ルールは簡単だ。あそこに不動産屋があるだろう?」二人の10メートルほど先には、中規模の不動産ビルがあった。「あのビルの角から現れる奴が、男か女か賭けようじゃないか」 「いいぜ、おっさん」 「よし、決まりだ。私が開始の合図をしてから、一番最初に現れる奴の性別を判定対象にするからな。んじゃ、私は女に賭ける」 「あんたから決めるのかよ。・・・・・・仕方ねえな、じゃあ、俺は男で」 「決まりだな。ちなみに、私が勝ったら、君の命をいただくぜ。君が勝ったら、私のシルクハットをやる。じゃあ、今から開始な」そう言って、紳士は少年の隣に座った。 紳士の心理 (くっくっく。馬鹿な小僧よ。この賭けは、はなからてめえに勝ち目はねえ。私はここに来る前、見たんだ。あのビルの向こう100メートルほど先に、女の姿をな。女は明らかにこちらに向かってくる。その上、この辺りにはほかに人はまったくいない。つまり、女があのビルの角を曲がってくるのは、100%確実よ) 少年の心理 (このおっさんのにやけ顔。明らかに勝算があると見えるが、向こうから女が来ているのは、ベンチに座る前、俺も見た。ほかに人がいない以上、女が角を曲がるのは確実だ。どうするか・・・・・・) 「あ、そうそう、言い忘れたが」紳士が言った。「あのビルの向こうから来る、いかなる人間に対しても、行く手を妨害したりするのは許さんからな」 少年の心理 (これまでの時間を計算すると、女とビルの距離はあと50メートルか) 紳士の心理 (私の勝ちは揺るがん!諦めな、少年よ) 少年の心理 (残念だったな、おっさん。申し訳ないが、この賭けは俺が勝たせてもらうぜ) さて、少年の策略とは?
|