コヒー君は念動力を身につけています。
ある日、彼を指導している先生が言いました。
「今日はちょっとした思考実験をしてみようか。
　あの山の向こうにビールの自動販売機があると想像してみよう。
　その販売機には色々なビール会社のビールが入っているが、
　どういう順番になっているのかここからでは分からない。
　そもそも販売機の正確な位置すらはっきりしない。
　その販売機で私の指定するビールを買ってきてもらいたい。
　但し、この部屋から出てはいけないよ。
　どうすればよいだろうか。
　ビールはすべて同じ値段で、一本しか買ってはいけない。
　え？どのビールを買ってくればいいのかって？
　今日のテーマは、回文で『○○○○○○○○○』だよ」

先生の指定したビールとは？
また、どうすればそのビールを購入できるだろうか？

コヒー君は念動力以外の超能力はもっていません。
部屋の中には役に立ちそうなものはありません。


念動力について。
人によってやり方は異なっていますが、
コヒー君の場合、手(両手、手首から先だけ)を想像します。
まず、自分の目の前30cm以内の空間の一点に小さな手があると想像します。

その手は大きさを自由に変えることができ、空中を移動させたり、
好きな動作をさせたりすることができます。
その手は誰にも見えませんが、現実の物体と相互作用します。
見えないだけで実体があるのです。
ですので、壁を通り抜けたりすることはできません。

その手を移動して物をつかんでくれば、一歩も動かずに遠くの物を取ることができます。
自分をつかんで持ち上げれば空中浮遊もできます。
手を出現させるときは点から始めないといけませんが、
消すときはいつでも好きなときに消すことができます。


◇◇◇
青柳学園シリーズ第６弾！

タイトルに深い意味はありません。
ビールの種類または回文をひらがなで囁くとかってに君が判定してくれます。
回文はひらがなで９文字です。

囁きは私の独断で公開することがありますので、
非公開希望の方は明記しておいて下さい。

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答えはNo.29にあります。