「主人の遺言状を見つけてください！」
電話越しにいきなりそう言われ、探偵は依頼主の家まで来ていた。
「ではまず詳しい話を聞かせてください」
探偵は、家に着くなりさっそく話を切り出した。


話が終わり、探偵がその内容を要約した形で確認を取る。
「つまり、あなたのご主人は遺産の相続について書かれた紙をこの家にどこかに隠してしまい、その場所を明かさないまま亡くなられたということですね」
「ええ、そういうことです」
探偵は少し考えた後こうたずねた。
「あなたのご主人が気に入っていたものなどはありますか？」
「古い大時計をずいぶんと気に入っていましたが…」
戸惑いながらも依頼主はそう答える。
「それはどこにありますか？」
探偵はそう続けた。
「居間と主人の寝室と廊下と、あとこの部屋にもあります」
「ではまずこの部屋のものから調べましょうか」
そういうと、探偵は時計を調べ始めた…
が、それはすぐに終わった。
「あった…」
そういいながら一枚の紙を取り出した。
「見せてください！」
そういって依頼主は探偵から紙を奪い取った。しかし、紙にはこんなことが書かれていた。
��私の遺産は 3-9,2-5,1-12,1-7,1-1,2-4,4-9,3-2 に渡す��
「どういう意味ですか！？解読してください！」


さて、この迷惑な遺言を残した人の親族は、依頼主であるこの人の妻とその娘と息子、娘の夫、そしてその息子だけです。
あなたは探偵となりこの暗号を解読し、だれが遺産をもらえるのかを教えてあげてください。