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占い師よ、路地裏生活から脱出せよ!
難易度:★
緑の帽子β 2009/04/12 15:23 緑の帽子βである。
いつものくだり(「びー」と「べーた」)は今回より略する。 高校時代はふとした事から保健室でタロット占いを 始めることになった経験がある。 よく当たるなんていううわさが流れて昼休みは忙しかった思い出がある・・・。 その占いとは関係ないのだが、今回は占い師に関する問題である。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この日月町(あかりちょう)には2人の占い師がいた。 片方はどんな質問にも 的中率およそ80パーセントという驚異の実績を積み重ねている 凄腕占い師である。 自分専用のビルまで持っていて、他の占い師からも憧れの対象となっていた。 一方は長年の努力にもかかわらず、どんな質問であっても 的中率1パーセントに満たないという情けない占い師である。 裏路地にひっそりとたたずみ、他の占い師のうちこの者の存在を 知っているものからは鼻で笑われていた。 当然二人の差はその占いの見料にも現れる。 凄腕占い師は少なくとも8万円はとるということだが、 路地裏のほうは多くても1000円以上はとらないそうだ。 とらないというより、当たらないから支払ってくれないだけだが。 当然、ほとんどの人々は凄腕占い師にすべて占ってもらうのを好んだ。 しかし、だ。 この町には数人の知恵者がいた。 その数人の知恵者はどういうわけか二人を使い分けていた。 その知恵がだんだん広がっていくと・・・・。 路地裏の占い師にもチャンスが訪れ、 ついには路地裏生活から脱出し、表通りに 割としっかりした屋台を組めるまでになったのだった。 しかし、見料がいまだに1000円という安さはあるにしろ、 依然として彼の的中率は1%未満である。 実際、どうしてこんなに客が増えたのか、 彼自体わかっていなかった。 なぜ知恵者たちはこの占い師を利用したのだろうか。 そして、その使い分けが流行したのだろうか。 知恵者の使い分け方を答えてほしい。 正解、別解、ナス料理大いに期待する。
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