僕は、先生の助手です。先生は、凄腕の探偵なんです！
――あ、僕のことは蒲公英って呼んでくださいね！
先生の名前は、箇条（かじょう）先生。いつも、僕に問題を出してくれるんです！
今日は、密室トリックのお話をしてくれるそうなんですが――

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蒲「先生！今日はどんなお話を教えてくれますかっ？」
箇「ん？今日はな、発想の転換が重要な話だぞ、よく見るんだぞ？」

先生はそういうと、一つの紙にいくつか条件を書き出した。
密室トリックらしい。



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・殺された現場は高級ホテルの一室。
・被害者以外、部屋の中に生物は虫一匹いなかった。
・鍵も被害者の部屋の中にある。
・部屋のドアや窓はすべてしまっていたし、密室トリックに使われたようなものはない。
・被害者は心臓を真正面から心臓を一突きにされ、部屋の床に横たわっていた。
・容疑者は三人。アリバイがないからという理由。
【鈴木　健太郎／五十歳、ホテルの管理人。被害者と面識なし】
【田沼　恵／十七歳、別のホテルの宿泊客。被害者の妹、ド田舎から上京したて】
【西村　真奈美／二十歳、ホテルの宿泊客。被害者の親友】


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箇「まあ答えは色々あるんだけどね。現場にいったら一発でわかるよ」
蒲「……ほ、本当ですか？」
箇「ああ、密室の方はね。密室がわかれば、消去法だなぁ」
蒲「しょ、消去法？」
箇「ああ、殺人の動機事態は全員にあるってことにしてね」
蒲「わ、わかりました！」


さあ、蒲公英と一緒にトリックを考えてください。
くだらないですが怒らないでくださいね？