この事件は、佐々木探偵が担当する事件です。
今回からは、『藤本』という弟子（？）も登場します。
当たり前ですが、この話も登場人物もフィクションです。
ではどうぞ・・・
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佐々木「うーむ、今回の事件は奇妙だなぁ」
藤本「はい。被害者は背中に傷があり、誰かに刺されたものなのに・・・」
佐々木「部屋の鍵も窓の鍵もかかっていて、密室か・・・」
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今回の事件は、被害者の『谷川　健太郎』が何者かの手によって殺害されたという事件だ。
しかし・・・部屋は密室でありながら、確かに背中には刺されたような後がある。
これはいったい・・・
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藤本「佐々木さーん！」
佐々木「なんだ、騒々しいな。」
藤本「被害者と何らかのトラブルがあったという５人をつれてきました。」
佐々木「わかった。それはごくろうだったな。」
藤本「それで、その犯行時刻の間のアリバイをきいたところ・・・」
佐々木「どうした？」
藤本「その間、みんなアリバイがなかったんです。」　佐々木「なに？・・それでは、全員犯行可能か。」
藤本「そういうことになりますね。」
佐々木「その容疑者たちの名前は？」
藤本「あっ、はい。ここにその名簿があります。」
佐々木「どれどれ。」
　１、森本
　２、伊藤
　３、小野田
　４、橋本
　５、久保田

佐々木「この中の誰かだな。」
藤本「まず、現場検証をしてみてはどうでしょうか。」佐々木「そうだな。」
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佐々木「ん？何か紙が落ちているぞ。」
藤本「なんて書いてあるんですか？」
佐々木「えっと・・・『く●た』か。●の部分が黒くぬりつぶしてあるが、おそらく犯人は久保田だろう。」
藤本「・・・こんな簡単でいいんでしょうか？それに、密室というのも説明がつきませんし・・・・」
佐々木「確かにな。もしかしたら犯人が書いたものかもしれないし。」
そういうと、佐々木探偵は窓わくに手をおいた。
佐々木「冷たっ！」
藤本「どうしたんですか。」
佐々木「なんだ、窓わくがぬれている・・」
藤本「なぜでしょう？」
そういうと、藤本は壁にもたれかかった。
藤本「痛っ！」
佐々木「俺たち災難だなぁ・・・」
藤本「ん・・くぎ？壁にくぎが打ってある。」
佐々木「あれ・・ここに輪ゴムが落ちている。」
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佐々木「あれ、さっきの紙に何か棒のような物でかいたあとがあるぞ。」
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佐々木「よし。容疑者たちに生年月日や住所、被害者との関係やトラブルを書いてもらおう。」
藤本「それはいいですね。」
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伊藤「すみません、シャープペンしかないんですけどいいですか？」
佐々木「どうぞ。」
橋本「すいません、ボールペンのインクがきれちゃって・・」
佐々木「ああ、お貸ししますよ。」
佐々木「（ボールペンぐらいちゃんともっとけよ）」
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佐々木「うーんすべて、殺されそうなトラブルだなぁ。（オイオイ）」
藤本「そうですね。でも誰なんでしょう？」
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佐々木「・・・・・！！」
佐々木「わかったぞ！」
藤本「本当ですか！それはよかった。」
佐々木「それでは、みんなをここへ集めてくれ。」
藤本「わかりました。」

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果たして犯人は誰なのか？
あなたもかんがえてみては・・・・
また思いついたらＶｏl．２も出そうと思っています。