受験が終わって帰ってきて久々にパソコンを開くと、問題がたくさん増えてて嬉しい麒麟児です
では、早速問題を出したいと思います。


俺の名前は波野仁史（なみのひとし）。職業はいわゆるヤクザだ。しかし、ケンカや揉め事が大の苦手で血なんか見ると卒倒しそうになる。そんな俺が組の�ｂRにまでのしあがれたのはひとえにこの性格らしい。闇金の回収なんかも一切暴力は使わず、話し合いや妥協で済ますからだ。すると相手は何故か素直になり応じてくれるのだ。おかげで仕事の達成率は９８％、組でトップだ。そんな俺に組長からまた金の回収を頼まれたので、ある家に子分の健二とともにやって来た。行ってみると、案の定、金は無いと言われた。暴力的な手段が嫌いな俺は家族に何か当ては無いのかと尋ねてみた。するとこの家族の主の祖父がこの間死去し、中世の宝の在処を示す遺言を残したというのだ。しかしその遺言がパズルのようになっているらしく全く解けないと言うのだ。そこで俺は家族と、もし俺が解けたら宝は全て借金の代わりにもらい受ける、という契約を交わした。良かった、これでまた暴力沙汰にならず金も取り返せるぞ、と内心ホッとしていると、主人が一枚の紙を持ってきた。紙には以下のように点が並んでいた。
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こんな図が書いてあった。この図はこの家のある部屋を模式的に示してあるらしい。そこでこの部屋を見に行くとこの図と同じ位置に何種類かの大きさに分かれた木彫りの置物が置いてあり、それにはそれぞれ字が書いてあった。上の方、左から順に仮にＡとすると、
Ａ…小、辰巳　Ｂ…小、猿羊　Ｃ…大、馬　Ｄ…大、鳥
Ｅ…小、猿羊　Ｆ…小、兎　Ｇ…小、鼠　Ｈ…小、虎兎
Ｉ…特大、牛　Ｊ…小、猿羊　Ｋ…小、兎龍
Ｌ…小、猿羊　Ｍ…小、辰巳　Ｎ…大、兎　Ｏ…小、馬
Ｐ…大、鼠　Ｑ…小、丑虎　Ｒ…小、乾　Ｓ…小、兎
Ｔ…小、鼠
大きさと字はこのようであった。さらに部屋には本棚があり以下のような作者の名前と冊数で並んでいた。
天野師臣　３１冊　奥野美卯　３４冊　
海江田葉子　１８冊　木更木　籐子　２８冊　
草薙弥栄　３８冊　霜井洋介　２４冊
徳田文重　３５冊　十和田睦華　２５冊　
長田宏二　４８冊　涅槃神斗　２６冊
水川達郎　３３冊　山下愛衣　２３冊
だった。そして老人の遺言状には
「皆も知っての通り私は建築家だ。しかし大ざっぱな性格で最初に設計するときは大きさなど気にせず形だけ作ったものだ。それが災いしてか私が最後に作った建物では、出来てからちょうど一年後、崩れてしまって、なんと二百、殺してしまった。ごいぞくの目をみることもできない…。しかし今回の遺言はきちんと作った。君たちに渡したあの点だらけの紙、あれは現実のあの部屋とリンクし、だんだん成長していくのだ。そしていつしか人類を越え、更なる高みに到達するだろう。その時君らは宝を手にするだろう。早くしないと手に入れられなくなるぞい。しかし、今年はオリンピックも無く、つまらない年じゃのう…。」
であった。しかし、家族に聞いてみると、建築家ではあったし、建物が崩れたことはあるが、そのせいで人が死んだことなどないそうだ。それ以外は本当らしいが…一体どういうことだ？まったく、ヤクザの俺が言うのもなんだが何てじいさんだ。しかし仕事は仕事、早く解かねば…。隠し場所は以下のどれからしい。
・蝶園の地下　・近くの小型ピラミッド遺跡
・墓の裏　　　・公園の円柱モニュメント
・動物園の広場 ・巨木の根本
宝の隠し場所にはタイマーロックが仕掛けてあり、特定の日時にしか宝は手に入らないらしい。しかし、一体いつどこに行けば良いのだ…？？


長いので穴がありそうで…。突っ込み、大歓迎です