このクイズのヒント
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ヒント知らないよ
このクイズの参加者(7人)
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引越しの裏にあるもの ※正解発表
難易度:
そう 2005/02/09 17:01 その日の引越しは異様なまでの緊張感に包まれていた。
この日、あわただしく海外に転居していくのは、悪戸 以蔵(42)。 最近倒産した不動産会社の重役で、何かと黒い噂の絶えない人物だった。 破綻が続く金融業界での金にまつわるトラブルで、彼の周辺では、大金を握ったまま行方不明になってるものが数名いた。 そのたびに、失踪にかかわりのあった容疑で、警察は悪戸を追及していたのだが、容易には尻尾を出さなかった。 これらの失踪は、事件性は大いに疑われるものの、死体が発見されることなく、未解決事件として今に至っている。 今回も、悪戸の直属の部下で、横領の疑いがかけられている、欧慮 宇多蔵(39)が三日前から行方不明になっている。 失踪直前に欧慮がこの悪戸のマンションを訪れていたことは尾行していた刑事が確認していた。 これまでの経緯からこのマンションで欧慮が殺された可能性が高い。だが、政界にも顔が利く悪戸の部屋を証拠もなく捜査することが出来なかった。 刑事たちが張り込みをしていた3日間、悪戸は外出することもなく、その間出入りしたのは、食料品を届けに来た仕出屋だけであった。 そして引越しが始まる。 警察は確たる証拠をつかむため、引越し業者に2名の捜査員を潜入させた。 刑事たちの見守る中、口ひげをたくわえ、ヴェルサーチ身を固めた悪戸が、作業員たちに細かく荷造りの指示を与えた。 潜入した刑事たちは、殺人が行われた形跡がないか、作業をしながら注意深く確認していった。 しかし、部屋は痕跡を隠すかのように、ぴかぴかに磨かれていた。 女性の作業員たちがこまごまとしたものをダンボールにつめて、男性作業員が外に運び出す。 悪戸は独身だったが、キッチンは充実していて、さまざまな種類の包丁類があった。 キッチンには大型冷蔵庫と電子レンジ以外にめぼしいものはなく、もちろん冷蔵庫の中は空っぽだった。 刑事たちは死体が隠されていそうなところをチェックしていった。 リビングに備えられた製品はすべてが高級指向で、革張りの大型ソファー、デザイナーズブランドで統一された家具、リビングボード、高級機種のAV機器、スピーカー、やや旧式ではあるが使い込まれたパソコンや周辺機器、大型テレビなどはそれぞれ二人の作業員によって重そうに運ばれていった。 あらかた荷物がトラックに運び込まれ、二人の若い刑事は困惑しながら連絡をした。 若い刑事「遺体のありそうなところはずべてチェックしましたが、どこにもありません。」 警部「ガイシャは190センチで、100キロはある巨漢なんだぞ!消えるはずがないだろう!徹底的に探したんだろうな!」 老警部の雷が落ちかかったとき、引越しの様子をつぶさに見守っていた真田は気づいた。 真田「…そうか、困難の分割だ。警部、きっと遺体は…」 と、真田は告げる。 それにより、被害者の遺体が発見され、悪戸はその場で逮捕された。 さて、このとき真田はどこが怪しいとにらんだのだろうか。 解答は返信中にあるかも。答えがわかったり、誰かに解いて欲しいときは右上のから教えてね。
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