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このクイズの参加者(6人)
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密室の謎 *正解発表*
難易度:★★★★★
Yossy 2005/02/11 18:58 前回は高校教師殺人事件(ダイイングメッセージ)にて貴重なご意見を賜りありがとうございました。
今回また、私の所轄で不思議な事件が起こりましたので皆様に推理して頂きたいと存じます。 事件の概要は以下のとおりです。 昨日(2月6日)うちの署に電話が入りました。電話の主はうちの所轄内に別荘をもつ社長の秘書からでした。 その秘書は社長から仕事をいいつけられたため、主人を別荘に残して東京に行き3日後に戻って来て合い鍵で玄関ドアを開けようとしたところ、内部からドアチェーンが掛けられていて入ることが出来ず、いくら呼んでも社長が出てこないので至急来て欲しいということでした。 私は確認のため早速署員を派遣しました。確かに木製の重厚なドアにドアチェーンが掛けられていて入ることができなかったため、持参したカッターでチェーンを切断し邸内に入ったところ、書斎で後頭部を殴打されて死んでいる社長を発見したそうです。凶器は今のところ発見されておりません。 解剖の結果、死亡推定時刻は2月2日の午後2時から4時頃と推定されます。 秘書は2月2日の正午過ぎに別荘を出たと言っておりますが確かな証人はおりません。 社長は料理が趣味で別荘にいるときは自分で食事の支度をするので、お手伝いさんは置いていないのです。 ここで別荘の配置についてご説明しておきましょう。 建物は木造平屋建て、敷地は2000坪ほど、周囲は高い生け垣に囲まれていますが一カ所は高い崖に面していて正面に富士を望むことができます。つまりこの別荘は高い断崖の上に建っているということです。崖の下は海で、岩に砕ける白い波しぶきが見えます。崖と反対側の道路に面したところに車庫があり道路から玄関までおよそ10メートルの間は飛び石が敷かれています。 ここでこの事件のミステリーを構成している重要なポイントが2つほどあります。 一つはこの別荘には玄関からしか入れないということです。つまり庭を回って出入りすることはできません。 もちろん、建物の中に入ってしまえば庭に降りたりすることはできますが、それでも外部に通ずる道路に出ることはできません。。 もう一つ、ここが重要なポイントなのですが、この地方では2月1日にかなりの雪が降り20センチほどの積雪がありました。そして2月6日の時点ではまだ積もった雪が完全には消えていなかったのです。つまり別荘の周囲は雪に覆われていたということです。ただ踏み石の部分は2月2日の午前中に秘書が除雪したため雪はありませんでした。 死体発見の報を受けて私を含め捜査員が駆けつけました。 調べてみると、崖に面した書斎のサッシの錠の周りのガラスが割られ雪の上に散乱しており、鍵は開いていました。 おまけにそのサッシから崖の端までの15メートルほどの間を往復した足跡が雪の上にくっきりと残されていました。そして不思議なことに別荘の周囲に積もった雪の上にはその足跡以外は何もなかったのです。 これらの状況から見ると犯人は高い崖をよじ登って庭から侵入し、サッシを破って屋敷内に入り、社長を殺害した後また崖を降りて逃走したとしか考えられません。しかし、私が見るところこの崖は猿でもない限りよじ登ることは難しいと思われます。 このように別荘全体が密室状態になっている状況で、犯人はどのようにして侵入し、また逃走したのか? 私にも一応の考えはありますが、是非皆様のお知恵を拝借したいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。 *********************** なるべく簡潔に述べようとして説明不足の点があると思いますがご容赦ください。なお、今回はシャレ、駄洒落の類は一切ありません。(^-^;
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>そうさん
あらら、外からチェーンが閉められるということは外すこともできるんですか? この場合は開くドアの隙間は13センチくらいで、カッターで切断したくらいですからチェーンは外からは外せませんでした。 質問です。
「この別荘には玄関からしか入れないということです。つまり庭を回って出入りすることはできません」とはどういう意味でしょうか? この玄関とは建物の玄関(チェーンがかかっていた)の事ですか? 「庭を回って出入りする」とはどういう意味でしょう? (理解力不足ですみません) >ayaさん
わかりにくい書き方ですみません。 要するに外部からこの建物に入るにはドアチェーンのかかっていたドアしかないということです。もちろん建物から出る場合も同じです。 だから密室なんですね。 玄関ではなく庭を通って建物にはいるのはナシということを言いたかったので。(^-^; なるほど。ありがとうございます。
整理すると 庭から建物の中に入ることは出来ないが、建物から庭に下りることはできる。(何故かは疑問ですがナシって事で!) しかし、建物から庭に下りた形跡(足跡)は無い。 (唯一あるのは崖に面した書斎から崖まで) これは合ってます? >ayaさん
やっぱりわかりにくいですかね。 では、ちょっとイメージしてみてください。 広い敷地の中に建物があります。建物の周りは庭です。庭の周りは崖の部分を除いて高い生け垣に囲まれています。道路から建物の玄関までは飛び石がしかれていますがその両側は高い生け垣ですから庭にははいれません。 図を描いてみましたがちゃんと表示されるかな。 生垣↓ ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・ ・ ・ ・ 庭 ・・・・・・・・・ 庭 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 道・ 生垣↓ ・ ・ ・ ・・・・・・・・・ ・ ・ 飛び石 玄関 書斎 ・ 足跡 崖 ・ ・・・・・・・・・ ・ ・ 路・ 生垣↑ ・ ・ ・ ・ ・ 建物 ・ ・ ・ ・ ・・・・・・・・・ ・ ・ 庭 庭 ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 生垣↑ >ayaさん
わかりにくい書き方ですみません。 要するに外部からこの建物に入るにはドアチェーンのかかっていたドアしかないということです。もちろん建物から出る場合も同じです。 だから密室なんですね。 玄関ではなく庭を通って建物にはいるのはナシということを言いたかったので。(^-^; こういう問題大好き(得意かは別)なので、記念受験。
まず足跡が偽装工作なのは明らかなので(部屋から外に何かが出てる)足跡は崖へ行って戻ったもの。 肝心のチェーンは、まず、蝶番ごとドアを外す。そしてチェーンをはめてから蝶番をつける。目立ちすぎ・・ >なお、今回はシャレ、駄洒落の類は一切ありません。 ↑爆笑しました。 そうです。署員が駆けつけたとき秘書は玄関で待っていました。
図はちゃんと見えていますか?教えてください。m(__)m 問題の方にも載せた方がいいかなと思うので。 >ひでぽんさん
ドアの蝶番を外から外せればこの方法も可能でしょうね。 でも、ドアは外からは外せないということで。。。(^-^; >こういう問題大好き ありがとうございます。この問題はいろいろ別解が出てきそうで楽しみです。 私もこういう問題好きです
難しいですねぇ。今のところ思いつく妄想でいいですか? 犯人は社長を殺害した後は建物内にいて、警察が来たときに入れ違いに玄関から出て行った。(玄関扉の裏に張り付いてたとか・・マンガみたい )まぁ、大きな建物でしょうから玄関そばに隠れる場所があって、警察の隙をみて逃走したんじゃないでしょうか・・ >kaitoさん
さすが次々と解答が出てきますね。 >社長を殺害した後は建物内にいて、警察が来たときに入れ違いに玄関から出て行った どうやって建物内に入ったのでしょう?それに3日間も建物内に潜んでいるのは。。。できるでしょうか・(^-^; >大きなクレーンで別荘ごと持ち上げた ドアをはずすより目立ちすぎ。 それにクレーンの手配で足がつきますね。 クレーンではないか・・・ (当然ですが)
では、地中を掘って部屋の真ん中に・・・ 冗談はさて置き、ayaさんの「入れ違い」説は実現可能ですよね。 犯人が被害者と顔見知りであれば出来ます。 まず、被害者にドアを開けてもらって入る。 被害者から秘書の戻る日を聞く。 殺す。 ドアを施錠しないで帰る。 秘書の戻る前にまた別荘に来て、中からチェーンを掛ける・・・で。 >ayaさん
へりですね。その答えは予想してました。へりを操縦できる共犯者がいれば可能ではあるでしょうが、ロープや縄ばしごでへりから降りるだけでもかなり熟練を要するのではないでしょうか? でも可能性は否定できないから別解かな? あらら、へり説の前に入れ違い説の説明がが出てたんですね。
>kaitoさん この入れ違い説も可能性は否定できませんね。 一応被害者と顔見知りで動機を持つ者を調べてみましょう。でもそのまま逃げれば良いわけで、危険を冒して戻ってきて密室を偽装する理由がちょっと弱 いですね。それに戻ってくる間に誰か訪ねてくればバレてしまいますし。 社長を撲殺後、ガラスを破り庭から崖まで偽装工作。その後、庭から屋根によじ登り玄関側に回るっていうのは無しですか?
崖をよじ登るよりは可能性がある、とか...。苦し紛れの発想です... > 密室を偽装する理由がちょっと弱いですね。
なるほど。 密室を偽装する理由、ですか・・・。 普通に考えれば、密室じゃないと疑われるので密室にするんでしょうけど・・・。 あ!・・・ということは、足跡を偽装していることにも“理由”があるワケですね! ふむふむ。面白くなってきました。 もうちょっと考えてみます! 被害者が何故気づかなかったかが謎になっちゃうのですが、犯人を秘書と仮定します。
足跡偽装後出かける。主人がチェーンをかけたのを確認した後、呼び鈴を鳴らす。すると主人がチェーン越しに外を見るので、そこをちょうどいい長さの柄のハンマーで殴る。(何かを玄関に落として下を向かせると後頭部を殴れる)主人は自力で書斎まで逃げたあと力尽きる。すると出来上がり。 もう一つ。チェーンを元から外して外から瞬間接着剤で元のようにつける。 両方説明が難しいので、わかりづらい点はお聞きください。両方間違いでしょうが >ひでぽんさん
それ、いいですね!<チェーン越しに撲殺 犯人は秘書でしかあり得ないですもんね。 別解として・・・ 社長にチェーンをかけさせた後、社長をスモールライトで小さくして隙間から外に出させ、撲殺した後で部屋に転がし、ビッグライトで・・・ ・・・って、初めからどこでもドア使えって! >kaitoさん
お褒め頂いて嬉しいのですが、足跡偽装を出かける前にしなければならないので、それを何故社長が気づかなかったのかが気になっちゃうんですよね。 書斎の窓にカーテンがあれば気づかれないかな? お、ちょっと見ないうちに沢山の推理が。。ありがとうございます。さすがにいい線いってる解答もありますね。
跡はつじつまの合うように話を組み立ててください。 ではチャレンジです。問題が難しいのでぼかさず書くことをお許しください。
犯人は秘書。 午前中、雪かきをして玄関に変な足跡が残らないようにする。(後に述べる自分の往復する足跡等) そして書斎の窓を割り(中から割ったのは大失敗)外に出て戻ってくる。 その後外出して社長がチェーンをかけるのを確認し、呼び鈴を鳴らす。そして社長をチェーン越しに撲殺。社長は書斎に逃げたがそこで力尽きる。 でどうでしょう? と書いておいて疑問点アンド自分なりの回答です。 1、窓を割ったのは社長は気づかなかったのか? →窓を割っちゃったのでガラスを注文してくるという名目で外出した(飛躍しすぎ?) 2、社長が生き延びちゃったらどうするつもりだったのか? →覚悟の上で不可解状況になる博打をしたということ? さすがひでぽんさん、まさに疑問点1.2が問題となりますね。特に「社長がいきのびちゃったら。。」って博打にしても危険すぎますよね。
もう一歩です。ヒントもいらないかも。 >kaitoさん
上の方で重要なコメントを述べられているのをみおとしました。<(_ _)> そうです。足跡偽装の理由、密室偽装の理由が大事です。 もちろん偽装方法もですが。 多分これも“別解”扱いですが、ひとつのストーリーを描いてみました。
そもそもこの事件は、社長と秘書が画策した“狂言強盗”だったのです。 どちらが発案者かは分かりませんが、二人は狂言強盗を計画します。 会社の経営が行き詰っていたのかも知れません。 まず、窓ガラスを割り、足跡を付けて、犯人が外(崖側)から来たように偽装します。 秘書は外へ出、社長はチェーンをロックし、扉の隙間から秘書に後頭部を殴らせます。 後頭部は社長本人では殴れないし、密室なのでもちろん秘書にも無理。 崖から来た“犯人”の犯行と思わせることが出来ます。 ・・・と、ここまでは両者合意のシナリオですが、実際には秘書はこれを利用して社長殺害を目論んでいました。 打ち合わせよりも強く(殺してしまうつもりで)、社長を殴打したのです。 社長は計画通り書斎まで歩きましたが絶命・・・ 万が一絶命しなくても“狂言強盗”は成り立ちますし、社長が秘書を責める(訴える)ことは出来ません。 ・・・なんて。 うわわっ!!!!kaitoさんすごい!!!!それで合ってる気がします。
そのストーリー構成力が私にもほしい・・ 問題とは関係ないですがよく私ミステリーツアー(クイズ形式の大人数探偵ツアー)行くんですがその構成力があれば(点数がいいともらえる)賞がもっともらえると思うのに・・・ >kaitoさん
みごとな推理です。これなら完全に現場の状況を説明できますね。 ただ社長と秘書が狂言強盗を企てたとした場合、これほど面倒な偽装工作をする必要があったでしょうか?なぜなら、社長は秘書に自分を縛らせて「秘書が出かけた後、来訪者があったので玄関を開けたら、知らない男が踏み込んできて襲われた」と言って玄関に錠をかけずにおけば、強盗は玄関から入り、玄関から逃走したことになるからです。 狂言強盗なら、殴打されてわざわざ痛い思いをするより、縛り上げられることにする方が楽ですからね。 ここで私からも別解を一つ披露します。 最初に駆けつけた署員が、秘書の共犯者だという考えです。 ドアにチェーンが掛かっていたと証言しているのはこの二人だけなのですから実際はドアにチェーンが掛かっていなかったとしても事件は成立です。 ただこの場合は”共犯者の署員が必ず最初に一人で現場に行くことになる”という必然性が別途必要になりますが。 飽くまでも“別解”ですから。
しかし、玄関から強盗に入られて縛られたのでは、“秘書が縛った狂言”という可能性を残してしまいます。疑われますよね? いずれにしても、正解をちゃんと考えますね。 やはりkaitoさんの"別解"はかなり強力ですね。
万一社長が生き延びた場合、「ドアにチェーンを掛けられるのはお前しかいない!」と狂言を疑われる危険性や「玄関から書斎までの間に血痕はなかったか」という疑問が残されているとは言え、この穴を塞ぐには「被害者が殴打された場所は床に残された大量の血痕からみて、書斎であると断定された。」の一文が必要ですね。 あらら、違うのですか。しかも書斎が殺害現場となるともう一歩どころか何歩も遠ざかってしまった気がしますね。
何か仕掛け的なトリックが必要になってしまうのかな・・?もうちょっと考えて見ます。 >ひでぽんさん
やはり物証が欲しいですね。 ということは「仕掛け的なトリック」を暴くことです。(もう見破られてますが。} それに凶器がまだ見つかっていません。 うーん。。強力な磁石とかで、チェーンを外から閉めることは出来ないでしょうか。。?
ひでぽんさんやkaitoさんのすごい考えの後に、 急に幼稚な想像ですみません。 全く閃きませんです。。 >ayaさん
いろいろな可能性を考えるのが楽しいんですよね。 でも強力磁石でも難しいと思いますけど。 ヒント:以前、この方法を自宅で実験し成功しました 書斎が現場となると、「外からチェーンを掛けるトリック」を考えるしかないですね。
書斎まで届く、長くて折れ曲がっているハンマー・・・じゃないですもんね。 凶器は犯人が持ち去ったのではないですか? 殴って、外に出てチェーンが閉められれば、いくらでも隠滅のチャンスはありそうですけど・・・ 今更な質問なんですが。。
「これらの状況から見ると犯人は高い崖をよじ登って庭から侵入し、サッシを破って屋敷内に入り」 と書いてありますが、ガラスの破片が外に散乱してたという事は、 書斎の窓ガラスは中から割ったんですよね? >>28 のひでぽんさんのレスにも書いてありますけど・・一応確認させてください。 みなさんの問題を解くのが大変でこっちがおろそかになってすみません。<(_ _)>
>kaitoさん 「外からチェーンを掛けるトリック」はすでにある人がここに書き込んでいるんです。本人も忘れてるかな。kaitoさんの名推理に比べるとチャチですが、上にも書いたように実行可能です。 この事件では凶器はみつかりました。この凶器が決定的な証拠になるようにこの事件を組み立ててあります。<出題者より >ayaさん 問題文をもう一度読んで頂くとわかると思いますが「これらの状況から見ると犯人は高い崖をよじ登って庭から侵入し、サッシを破って屋敷内に入り」というのは、この事件を担当した刑事がそのときそう思ったということです。 しかし、ひでぽんさん他みなさんが「ガラスは中から割ったんじゃないの?」と罠を見破ったということです。 という事は・・・
犯人が足跡を偽装したと(一応仮定)して、一度外に出てからガラスを割るのが常識ですけれど・・・ わざと・・偽装と見破られるようにしたって事ですかね・・?(Yossyさんの問題だから、犯人が間抜けだったって事は無さそうだし・・) >ayaさん
ガラスを内側から割ったのは犯人のミスです。 だからこれで偽装がバレたのです。 確かに「犯人が間抜け」だったということになりますかね。どこかにミスを設定しておかないと事件を解決する糸口が掴めませんからね。<出題者の独り言 今日中に解答編を発表します。 今日中ですか!?
どうしよ〜〜〜〜! えっとえっと、 社長は経営困難に陥り、自殺するつもりで自分に多額の保険をかけたんです。ただ、自殺だと保険金が下りるまで加入後1年くらい(だったかな?)待たなくてはなりませんが、その時間が無かったのでしょう。そこで、他殺に見せかけなければならなかったんではないでしょうか?単純に殺人の偽装をしても、彼の経済状況を調べれば保険金が下りないかもしれません。命をかけてる以上、他殺だと思わせるには密室殺人を偽装する必要があったのです。 時間切れ前に無理やり でした あ〜、まだ閉めない方がいいのかな。どうもまだヒントや正解発表のタイミングが掴めません。
でも、いままでのみなさんのレスでヒントは十分出ているし、それをつなぎ合わせればほぼ正解が出るんですよ。 皆さんのレスを見ましたが足跡偽装の理由についてはkaitoさんの”狂言強盗”以外に見当たらないみたいです・・・
ここの構造だと玄関側がチェーンで閉ざされていれば、完全な密室なのに、何故足跡偽装をしたのでしょうか? 例えば・・・足跡をつけざるを得なかったので敢えて偽装工作をした。 凶器か何かを崖下に落とす為。 凶器か何かの重さや大きさの関係で 部屋から投げ落とす事が出来なかった。 なんて、なんでわざわざ崖下に捨てなきゃいけなかったのか説明つかないんですけど 足跡偽装の必要性がわからなかったもので >ayaさん
ま、犯罪者の心理というのは常人にはなかなかわからないものです。(爆) 一生懸命辻褄を合わせようとするからおかしくなってボロがるということもあるでしょうね。 最後の推理、鋭いです。 ayaさんの
「崖下に凶器を捨てに行った時の足跡を偽装する為に、窓を割って侵入者に見せかけた」 っていう推理はかなり素敵ですよね。 僕も乗らせてもらいます。 凶器が何なのかはいまだに不明ですが・・・ これまでのレスを全部読み返すだけで死にました・・・
ポイントは三つですよね。 1.足跡は何故付いたか。(それを偽装したんですよね) 2.凶器は何か。 3.チェーンはどうやって掛けたか。 足跡はやはり、凶器を崖から捨てるために止むを得ず付けてしまったんでしょうね。 そうすると、凶器は崖に捨てるのが最も良い方法だった物、ということになります。チェーンを掛けた後で捨てに行こうと持ち運んだり、その辺に棄てたら怪しまれる物ですね。 単純に考えると、大き目の石・岩の類かな。 持ち運ぶのも大変ですが、雪の降った後なのでその辺に置くと雪が積もっていない事で怪しまれますもんね。 チェーンを掛ける方法は、ひでぽんさんが書いていた「掛ける方の金具を外す→チェーンを金具に掛ける→瞬間接着剤でチェーンの付いた金具を扉にくっ付ける」が一番可能性が高そうです。 どうでしょうか? >kaitoさん
>これまでのレスを全部読み返すだけで死にました・・・ どうもお疲さまでした。 いよいよ正解にたどりついたようですね。みなさんのチームワークの結果です。すばらしい。 後ほど正解を発表します。 ふ〜、正解ですか、良かった。
辿り着いてみると、すごく良い問題だったなあと実感。 (そして、ドラえもんはすごいなあということも実感・・・ ) あ〜、kaitoさんに褒めていただくと何だかすっごくうれしいです。
ひでぽんさんのドア越しの殴打説、それを改良したkaitoさんの共犯説もすばらしかったです。 最後に足跡の本当の理由を見破って凶器のあり場所を推理したayaさんもまた一流探偵ですね。 どこでもドア・・密室が簡単に作れるし、犯罪者に利用されたらお手上げだー。 では、正解発表です。
捜査担当刑事より この度もまた沢山の推理をお寄せ頂きありがとうございました。 皆様の推理と平行して私も捜査を進めてまいりました。 まず犯人の侵入経路ですが、当初私は雪上の足跡から犯人は崖から庭を通って侵入し、同じ経路で逃走したのだと思いました。しかし雪上に散乱したガラスを見て、直ぐに雪の上に残された足跡は偽装だと感じました。 その理由は皆様も推察されたとおり、雪の上に散乱したガラスです。これは明らかに室内から外に向かってガラスを割った証拠です。 つまり犯人はサッシのガラスを割って庭から侵入したようにみせかけようとしたのですが、それがかえって裏目にでたということになります。庭から侵入したようにみせかけるなら外から室内に向かってガラスを割ることになり、大部分のガラスは室内に散乱するはずです。もっとも今はケチな空き巣でさえこんな方法はとりませんが。 また、単にサッシの錠を開いておくだけでも庭から侵入したようにみせかけることはできたはずです。これならば、たまたま鍵のかかっていなかったサッシから侵入した可能性は否定出来ないからです。 それでは犯人はどうやって邸内に侵入し、逃走したのでしょうか。 実はこの場合、邸内への侵入経路より逃走経路が犯人を特定する決め手になることに私は気付きました。つまり、庭から逃走したのでないとすれば、逃走は玄関からしか考えられないのですから、秘書が東京に向けて出発した後社長を訪ねて来た誰かが犯人だとは考えにくいのです。なぜなら、秘書が東京から戻ったとき玄関が施錠されていたと証言しているからです。来客が犯人ならば、犯行後面倒な偽装工作などする必要もなく、玄関から堂々と逃走すればいいのです。たとえ後々自分に疑いが向けられるのを避けるために偽装工作をしたのだとしても、玄関の鍵を持っていない来客はドアに鍵をかけることはできません。以上の理由で、私は玄関の合い鍵を持っている秘書が最も疑わしいと考えました。 ↓続く ここで秘書が犯人だと仮定した場合、どうして密室を偽装する必要があったのか、またどのようにして偽装を行ったのかを解明しなければなりません。
秘書は東京に向けて出発する前まで一緒にいた自分が、真っ先に疑われることは承知していたでしょう。 ですから自分には犯行が不可能だと思わせる状況を作り出す必要があったのです。 つまり私たち警察に、たとえ玄関の合い鍵を持っていても玄関からの侵入、逃走は不可能であり、犯人は庭から侵入し逃走したのだと思わせるために、ドアチェーンを掛ける必要があったのです。 ではどうやってドアチェーンを掛けたのでしょうか。 ここで私が真っ先に思い浮かべたのは「本当にドアにチェーンが掛かっていたのか?」ということです。もし「ドアにチェーンが掛かっていた」という証言が虚偽であれば、最初に駆けつけた我が署員が共犯ということになります。しかしこの署員が共犯であるためには、「自分が必ず最初に一人で現場に行くことになる」ことを知っている必要があります。現場への急行を命じたのは私ですから、そんなことがあるとは思えませんでしたが、一応その署員と被害者、秘書に何らかの関係があるか否かを調査した結果、幸い何の関係もないことが立証されました。 ここでもう一度犯人の行動を振り返ってみました。 まず書斎で被害者を殺害。サッシのガラスを割り、庭に降りて足跡をつけ、犯人が崖から来たように偽装。 玄関から出て何らかの方法で外からドアチェーンを掛け、合い鍵で施錠する。・・・・このとき何か漠然とした違和感が頭をよぎりましたがすぐに消えてしまいました。 「やはりどうやって外からドアチェーンを掛けるかがポイントだな。」と思いました。 私は現場に戻り、もう一度ドアチェーンをよくよく観察してみました。チェーンは切断されていましたが長さは20センチ弱。チェーンを掛けた状態で開くドアは15センチ程度と思われました。普通のドアチェーンで、ドア枠に鎖が付いたチェーン金具が取り付けられ、ドアには鎖受座が取り付けられています。ドアを閉めた状態のときのみチェーンの脱着ができるように位置が決められていて、どうしても外からチェーンを掛けることは不可能と思われました。そのとき私にある考えが閃きました。 車の工具箱からドライバーを取り出して来て、ドア枠にチェーン金具を固定している木ねじを外しにかかりました。ところがこれがなかなか外れないのです。すぐに鑑識の応援を要請し調べてもらったところ、なんとチェーン金具と木ねじは接着剤でドア枠に固定されていたのです。そうです。犯人はチェーンを掛けた状態でチェーン金具を接着剤でドア枠に固定したのです。 やり方はこうです。まずドア枠から金具を外し、木ねじの穴を少し広くしておきます。次いで木ねじが金具から落ちないように少量の接着剤で木ねじを金具に固定します。最後に木ねじの穴に接着剤を入れ、鎖受座にチェーンを掛けた状態で外からチェーン金具を固定します。(自宅のドアチェーンでもテストしてみましたが比較的容易に出来ました。) ↓続く これで物証が得られたと思った瞬間、以前から漠然と感じていた違和感が何であるのかがはっきりとわかりました。
そう、もう一つの物証である凶器の行方です。秘書が東京へ行くときに持ち去った可能性もありますが、私にはもう一つの可能性が思い浮かんだのです。あの雪の上の足跡です。あの足跡は凶器を崖下へ投棄するために、犯人が崖際まで往復した足跡ではないかと。 波にさらわれてしまったか、海中に沈んでしまったか、いずれにしても発見は困難と思いましたが、念のため崖下を捜索したところ、なんと幸運なことに血痕が付着した石(後でこの石は割れた飛び石の一部であることがわかりました)が岩礁に挟まっているのが発見され、その血痕が被害者のものと一致することが判明しました。そしてその石から検出された指紋が秘書のものであったことが犯人を特定する決め手になったのです。 犯人の供述による行動順序は次のとおりで、私が最初に推理したものとはちょっと違っていました。 その日東京に行く前に、秘書は仕事上のミスで社長から激しく叱責されたため、日頃の不満が爆発して社長を殺してしまったのです。 その後は・・・庭に降りて凶器の石を崖下に投棄→書斎戻ってから足跡を利用した侵入、逃走経路の偽装を思いつき→室内からガラスを割り→ドアチェーンの金具を外し、細工をして→外に出てドアチェーンの工作をし→ドアに施錠し→東京に向かった・・・ということでした。 凶器は東京に向かうどこかで処分すればよかったのかもしれませんが、石や岩がごろごろしている崖下は処分場所としては最適だと考えたのです。しかしあいにく庭には雪が積もっていたため、望まぬ足跡が残ってしまいました。これでは崖下に捜査の目が向くのは必至です。そこで足跡を侵入、逃走の経路にみせかけようとしたのです。これでも崖下の捜索は避けられないかもしれませんが、とりあえず凶器の捜査からは目をそらせると思ったのです。しかしガラスを室内から外に向かって割ったのは大きなミスでした。偽装工作が発覚してからは、当然のごとくドアチェーンに目が向き、トリックが暴かれ、雪上の足跡が凶器のありかを示してくれたのでした。 丁寧な解説、ありがとうございます。
かなり綿密なディティールの事件推理ですね。 ・・・それにしても、こんなことになるなら秘書さんは、凶器も隠さず、扉も開けっ放しにしておいた方が強盗殺人に見えて良かったかもですね。 犯罪者の心理を読むのは面白いですね。
この問題には本当に取り付かれてました 解説にも納得いたしました。 Yossyさんの途中のレス>>39 のヒントがよく解らなかったんですよ。 でも正解発表を見て驚き!本当に実験したんですね!?まさか、接着剤はやらないだろうと思っていた私でした。すごいです! 最後に。。本当に楽しかったです。どうもありがとうございました。 >kaitoさん
>こんなことになるなら秘書さんは、凶器も隠さず、扉も開けっ放しにしておいた方が強盗殺人に見えて良かったかもですね。 ま、考えすぎて墓穴を掘ったということですね。 私だったら凶器の石に付着した血痕を洗い流してもとの飛び石に戻しておきますね。(笑) でも犯人がミスを犯してくれないとミステリーは成り立ちません。(爆) >ayaさん >本当に実験したんですね!?まさか、接着剤はやらないだろうと思っていた私でした。 本当にやったんです。ですから我が家のドアチェーンは今でも接着剤でくっついてます。 実験を実際にするとは・・。
接着剤でくっついているドアチェーンはすごいですね。 この問題なかなか手が出せなくて想像力のなさに自分であきれました。 正解を見て納得です。 |