刑事、真田 怜司(今まで出てきたクールな切れ者刑事です)はアメリカに研修に来た。

※ここからは英語で話しています。

現地捜査部長「レイジ、来て早々なんだが殺人事件だ。すぐに現場へ向かってくれ。」
真田「分かりました。｣

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

真田「日本から来た真田です。」
現地刑事「ああ、あんたが。話は聞いてるよ。早速だが見てくれ。被害者はこの旅行代理店の経営者だ。格安旅行チケットで最近人気を博していたんだがな、死んじまったらどうにもならん。」
真田「被害者が手に握っているのは…？」
現地刑事「ん？ああ、旅行のパンフレットだな。OPQ航空、オランダの航空会社のものだ。しかし今回の容疑者にはその航空会社にも、オランダにも関係してる人物はいない。死ぬ間際にでも偶然掴んだんだろう。」
真田「…容疑者のリストを見せてもらっていいですか？」
現地刑事「ああ、これだ。」

アンドリュー・B・クライス…アメリカ人。共同経営者。
ビル・アンダーソン…アメリカ人。従業員。
マイケル・J・ラフター…オーストリア人。従業員。
マルチナ・M・ドイル…イギリス人。恋人。
パトリック・マクドナルド…アメリカ人。友人

しばらく眺めた後、真田はこう切り出した。
真田「…やはり被害者が握っていたのはダイイングメッセージだったんですよ。行きましょう。殺人犯を野放しにはしておけませんから。」
現地刑事「なんだって！？お、おい！」
こう言い残し、真田は現場を去った。案の定犯人は真田がにらんだとおりの人物だった。

さて、メッセージの意味とは。そして犯人は。