続きます。

郁美は彼女が明美だと思い、早速警察に申し出た。
そして試しに警察は血液を鑑識に回して、姉の郁美と血液のＤＮＡが似ているかどうかを調べた。
すると、確かに郁美と遺体の血液は非常に似ており、遺体は三井明美のものだと判明した。
そして、殺害時間は午後8：00ごろと判明した。
さて、ここからが問題だ。一体だれが、明美を殺したのか。
「探偵さん、絶対に犯人はあいつです！」
「まだ、その辺はわかりません。・・・では、その遊びに行くといった友達の家に調査に行きましょう。」
私が立ち上がろうとすると、彼女は素早く止めた。
「待ってください！明美が殺害されたことは、まだ言わないで置いて欲しいのです。親は田舎で暮らしていて妹とは二人暮しでした。でも、まだ親とも連絡もとっていません。やはり、犯人が見つかってから報告したいのです。・・・・それじゃないと明美がかわいそうで・・・」
私は思わずため息をついていた。調査も出来ずにどう事件を解けばいいのだ・・・。
そこで、彼女にいろいろな時間帯を聞いてみた。

すると、彼女の話を聞いて、こんな時間表が浮かび上がった。
一月一日　pm4：30ごろ友達の家へ。
一月一日　pm8：40ごろ携帯に電話するがつながらない
一月一日　pm9：00ごろ新井健一に電話するが、いないといわれる。
一月一日　pm11：00ごろ警察に電話する。
一月一日　pm11：30ごろ警察から遺体発見の電話があった
一月二日　am9：00ごろＤＮＡ検査を行い遺体が明美のものと判明
と、こう言った感じだ。
私は、彼女にこう聞いた。
「あなたは部屋からでていないんですね？」
「はい」
私は、考えて、これだけのデータでは真相がわからないといった。
「そ、そんな。お願いします！どうぞ犯人を調べてください。」
「そうですね・・・・では、やはりお友達に聞いてみた方がいいと思いますよ。だから、あえて殺害されたとはいわずに質問しましょう。」
「・・・そんなことが本当に可能ですか？」
彼女が心配そうに私に聞いた。私は、ため息をついて言った。
「やってみましょう」
続く・・・・

私は、彼女に新井の電話番号を聞いて、かけるように申し出た。
彼女は早速携帯電話で新井の家に電話をかけた。すぐに新井が出た。
「もしもし」
「私よ、明美の姉の郁美」
「なんだよ、またお前か」
彼女は心配そうに私を見た。私は彼に明美を見かけたかどうかを聞いてもらった。(もちろん、殺害されたとはいわなかったが）
「だから、知らないって・・・・おっ、そういえばおれがバイトから家に帰ろうとしたとき、明美を見かけたぜ。道路の向こう側で走ってたんだ。声をかけたんだがよ、知らん顔して立ち去ったんだ。それからは知らねぇよ」
意外なデータがあった。彼女に時間帯を聞くように言った。
「それは何時ごろのこと？」
「そうだな・・・多分8：30ごろっだったと思うぜ。・・・おい、それより何で俺にそんなこと聞くんだ？もしかして、明美が家ででもしたのか？」
新井が問い詰めてきたので、そのまま会話を終わらせた。
さて、おかしなことが起こった。殺害された時間はおよそ8：00だ。なのに、明美を新井が見たのは8：30。どう考えてもおかしい。
三井郁美は心配そうに私を見た。
しかし、私はここで一つの推理が浮かんでいた。だが、ほとんどありえないことだ。そこで、彼女に一つの質問をした。
「三井さん、失礼ですがお年はいくつですか？」
「私ですか？私は２４歳です。」
そこで、私はため息をついた。事件の真相が見えたのだ。
そこで席を外し、友人の柳原智久警部に電話をかけ、きてもらうように言った。
そして、私はこの事件の真相を語った。

さて、この事件のポイントは二つだ。
�@郁美の年齢。
�A新井が見かけた人
さぁ、解いてくれたまえ。

ポイント２新井が見かけたのはなんと明美ですよね。

で、殺され方、「郁美」が一緒に調査に行きたくなかったこと、DNA検査で明美のDNAを「郁美」のDNAと比べただけだったこと・・・等々から出る結論は一つですよね？

ってここまで書いたら回答書いても一緒だったかもですね。

返答ありがとうございます
さて、犯人はお分かりのとおりですが、新井が見かけたのは明美が死んだ後です。それは間違いありません。
明美が生き返ったんでしょうか？
その後のことは大体ポイントとしてはいいところをついています。
どうぞ、回答お答えしてもらっていいですよ
それと、ポイント�@のほうからが一番わかりやすかったかもです

では、わかるところまで。
犯人は明美で死体が郁美。という前提で進めます。
明美は何らかの理由で自分を葬り郁美として生きていく決心をします。
そこで、ポイント�@．文中の最後で郁美を名乗る明美は２４歳と答えた。たぶん郁美も２４歳なのだろう。（違う可能性も残されているが。）ということは双子で顔もかなり似ていたのだろうと思われる。
そして郁美を殺し顔をつぶして近しい人に郁美とばれないようにする。（DNA鑑定も郁美と明美のが似ているという証明しかしていない。）そう考えれば調査をしたがらなかった理由も（新井等近しい人に会うと自分が明美とばれるかもしれない。）わかる。
その後ポイント�A、（郁美を殺害した帰りかもしれないが）新井に姿を見られた。なので、新井に見られたのは明美本人。

とつらつら書いてみましたがこれでわかりますか？
長い文章書くのが苦手なもので。

前回質問するだけして答えられなかったので、これが正解かわかりませんが参加できてよかったです。

いやぁ、ひでぽんさんお見事な推理です
前回はたんたんと進んでしまいまして。。。
この事件のネックは郁美と明美が双子だったということだと思います。
自分（如月）的には、違う答えでした。
郁美と明美は双子で非常に似ていた。それで、ＤＮＡ検査ではとても似ていた（と考えてほしいです
そして、犯人は郁美で、そのまま明美を殺害し、そのまま帰る姿を新井に目撃された。道の向こうにいたので、非常に似ていた双子だったので暗かったことですし、見間違うこともあったでしょう。
そこで、友人などに知られたくなかったのは、二人が双子ということを知っていたから。そして、新井は明美だけ知っていたので、二人が双子ということを知らなかった。
顔をつぶしたのは警察に自分の顔がばれないようにするためです。
そんなところです。
そんな別回答（？）もありましたか
というか、こちらの方がなかなか小説等向けですね
しかし、やはり私の解答でいってください；しかし、ひでぽんさん凄いです。

さて、私は事件の真相を語った。
彼女は黙って空になったカップを見つめていたが、私を見上げた。
私は静かに聞いた。
「郁美さん、どうしてこんなことを？」
彼女はしばらく黙っていたが、話した。
「憎らしかったんです。私はあの子と同じ大学をうけたのに、私だけ受からなかった。それに、彼女には友人関係も良くて、毎日のように友達と遊びに行っていました。それに勉強の成績もいいらしく、毎日夜遅く勉強をしていました。
でも、私は大学にいけず、あれから近くの会社に勤めていました。
双子なのに、彼女には福がまわってきました！しかし、私は何もかもが上手くいかなくて、苛立っていたんです。憎たらしかったんです・・・・彼女が・・明美が・・」
そういうと、郁美は泣き崩れた。
私は、パトカーが近づいてくる音を聞きながら黙って下を向いていた・・・

さて、これが私の解決した事件だ。このあと郁美は三井明美殺害容疑で懲役四年半となった。
年明け早々面白い事件を解かせてもらった。
これからも事件依頼があれば必ず解いてみよう。
では、シーユアゲイン。