nothing ( No.32 ) |
- 日時: 2007/12/18 21:03
- 名前: たいふ
- 「刑事さんは、皆さんの名前を料理とばかり関連させていますが
岡正 規子は、逆から読むと子規正岡…【正岡子規】、高村蜜太郎は、高村光太郎 の本名【みつたろう】、漱石 棗は、なつめ…【夏目漱石】というように文学者の名前 を連想することも可能です」 「なるほど…」 だからどうしたというのだ?という僕の顔に気付いたのだろう…彼は、 「中でも正岡子規は、自身も熱心な野球選手でありましたが、彼の幼名【升】(のぼる) に引っ掛け【野球】(のぼーる)という雅号を使用したこともあります。ベースボールに 野球という字を最初に当てはめたのも、野球用語を和訳したのも彼です。また、 【まり投げて 見たき広場の 春の草】 【九つの人 九つの場をしめて ベースボールの 始まらんとす】 など野球に関する句や歌を多く詠じ、野球の普及に貢献したとされ、2002年に野球殿堂入り もされています…野球を愛した文学者、正岡子規を連想させる岡正規子が犯人でしょう」 彼の話を聞きながら、僕にはある疑問が浮かんだ… 「待って下さい…彼女は料理の先生…ボウルとバットの2つを手にするより、お釜や海苔 なら1つで済みますし、その方が自然です。それに野球を連想させるにしてもピッチャー 1つで良かったはず…」 その疑問は予期していたのだろう、彼はフッと笑みを浮かべている…
さて、どうやら被害者がダイイングメッセージで示していたのは、岡正規子のようですが 若刑事は食い下がっています。
@お釜か海苔…1つを持つより、ボウルとバットの2つを持った方が自然である理由 Aピッチャー1つではなく、ボウルとバット2つでなければならなかった理由
を挙げ、事件を締め括って下さい。
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