nothing ( No.37 ) |
- 日時: 2007/09/15 15:50
- 名前: Yossy
- >>27の続きです。
「そうか、わかった。1,2,3,4と連番なのは数字が序数であることを示しているんだ。」といよいよ冴えてきたキョウさん。 「序数?スーツを文字で表し、頭から何番目かの文字を拾うということですか? とするとダイヤはダイヤモンドとして、クラブの1番目、ハートの3番目、ダイヤの4番目、スペードの2番目は『クトモペ』になりますね。何のことでしょうね?」とカズさんが迷走。 「『カナ』ではないでしょ。スーツを英語で表すんです。
CLUB,HEART,DIAMOND,SPADEだから1,3,4,2は CLUB HEART DIAMOND SPADE つまり、クラブの1はC、スペードの2はP、ハートの3はA、ダイヤの4はMで『CAMP』となりますから、どこかでキャンプをしていたということになりますね。」とキョウさん。 「なるほど。」とカズさんも納得。
「さて、次は『どこで?』を見つけるんでしたね。」 「ハートの4も同じ法則だとすれば『R』ということになりますが…。」 「でも、Rが示す場所ってどこだろう?」とキョウさんが天井を仰ぐ。 「まったく見当もつきませんね。」とカズさんは私とマスターの顔を見比べている。
「流石にRだけでは無理かも知れません。私の推理が間違っていなければの話ですが…。」とマスター。 「他に何か…?」 「みなさんは普段 Web Site で文字を読んで問題を見ていらっしゃるんでしょう。それはつまり目の世界です。でも、今日はいわば現場で出題に遭遇しているわけです。目だけでなく耳も働かせなくてはいけません。」とマスターのヒントが始まった。 「どういうことですか?」 「問題には必ずヒントが隠されているはずですね。Yossyさんは今日店に来てからほとんど口をきいていらっしゃらないでしょ。何故だと思います?」 「…???」 「Yossyさんの言葉にヒントが含まれていたということですよ。そのヒントに気づいてもらいたいがために努めて無言を通しているのだと私は思っているんです。」とマスターが私にまた片目をつぶってみせる。すっかりお見通しのようだ。
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