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■ Re: 社長誘拐事件 ( No.98 )
日時: 2006/09/25 23:36
名前: Yossy

あらら、入れ違いにひでぽんさんのレスが…。 (^_^)

 解説ありがとうございました。銀行名の頭取で「りし」、銀行で「りし」といえば「利子」というわけでした。 (^o^)

妄想の方は…。そういうのもアリですね。ま、妄想ですから各人それぞれかと。 (^o^)

ところでひでぽんさんは完全復帰なんですか。心配だなぁ。 (^^;)
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では正解発表です。

 捜査主任「メモが犯人を示しているって?」
 捜査員A「そういえば『ワシ』や『保険』は鷲賀や岩野を思わせますね。鷲賀か岩野が犯人ということですか?」
 捜査員B「いや、メモを書かせた犯人はメモの中に自分たちを暗示する文字が含まれていないかどうかに敏感になっていたはずだから、もし鷲賀が犯人一味なら、『ワシ』が『鷲=鷲賀』を指すことにすぐ気がついてこんなメモは送ってこなかっただろうな。『保険=保険会社員』もすぐに気がつくから同じだ。社長も『このメモが犯人を指していることに気づかれてしまえばメモは抹殺されてしまう恐れがある。』と考えて、もっとさりげなく暗号で犯人を示す方法をとったんだよ。」
 捜査員A「そういうことなら『身代金』の『代』や『社長太』の『長』も『杜代』や『長正』を暗示していると思うんですが…。もっとさりげない方法があるんですか?」
 捜査員B「メモの最後の署名だ。これは『しゃちょうだ』とも読める。これがこのメモの暗号を解く鍵だと思う。」
 捜査主任「『社長』が鍵?」
 捜査員B「ええ、社長といえば『トップ』。だから先ずメモの最初の『とりあえず』に注目すると、『とり』は犯人の名前に鳥の名が入っていることを知らせようとしているんだと思います。」
 捜査員A「鳥ですか…。なるほど、カリ、ガン、タカ、トキ、ワシか。あ、オナガもいるな。でも、容疑者全員の名前に鳥の名が入っていますよ。これでは犯人を特定できませんが…。」
 捜査主任「偶然にも、我々が絞り込んだ容疑者全員に鳥の名前が含まれていることを、社長は知らないんだから無理もないな。」
 捜査員B「でも、暗号はそれだけじゃないんです。文頭の「とり」は「最後に出演する者」という意味もありますね。最後にあるのは『社長』です。」
 捜査員A「また社長に戻る?」
 捜査員B「そういうことになる。」
 捜査主任「いいから早く結論を言え!」

 捜査員B「つまり社長は…。」
 捜査員A「あ、先輩、ちょっと気になっているんですが、銀行の社長は頭取っていうんじゃないですか?」
 捜査主任「うん、それは俺も気になっていたんだが…。」
 捜査員B「どうも必ずしもそうじゃないらしくて、社長と呼んでいるところもかなりあるらしいんだ。でも、この場合はどっちでもいいんだ。呼び名の問題だけなんだから。」

 捜査員A「そうはいっても頭取といえば『銀行の社長、つまり銀行のトップ』を指しますが、ただ『社長』じゃ銀行の社長ということにはなりませんよ。」
 捜査員B「たしかにそうだが、この場合は銀行の社長ということがわかっているんだから、社長も頭取も同じだといえる。だから『しゃちょうだ』は『頭取だ』を意味していると考えると暗号が見えてくるんだ。」
 捜査主任「そうか、俺にもわかったぞ。『銀行の頭を取れ』ということか。」
 捜査員A「銀行といってもどこの…。」
 捜査員B「メモの中に銀行名が隠されているんだよ。そもそも保険のことなんか犯人に教える必要もないのに、なぜ書いたのか?やはり暗号文を作る上でどうしても必要だったということだろう。誠心誠意なんていうのもわざとらしいし…。」」
 捜査主任「なるほど、見えたぞ。保険に『入り備えて』は『はい(りそな)えて』だし、『誠心誠意』は『せい(しんせい)い』だから、りそな銀行と新生銀行を示しているな。」
 捜査員B「そうです。『誠心誠意対応』は新生銀行と対になるもう一つの銀行を探せということだと思います。流石に銀行の社長だけあって、大阪に本店がある『りそな銀行』と、東京に本店がある『新生銀行』を対として意識していますね。」
 捜査主任「ま、それは偶然かもしれんが…。で、銀行の頭文字をとると『りそな』の『り』と『しんせい』の『し』。ん?『りし』か?。』
 捜査員B「銀行で『りし』といえば利息の『利子』ですよ。」
 捜査員A「おぉ、ということは高井利子が犯人ということですか?あれ?そうだとするとメモの3つの文章の頭文字『と』、『身=しん』、『心=こころ」の頭を取っても、やっぱり『としこ』になりますよ。」
 捜査員B「うん、よく気がついたな。社長は『頭取』から二通りの方法で『高井利子』を指名していたということだ。これは偶然とは思えないだろ?」


 捜査員A「高井利子といえば、社長は利子を受取人にして多額の生命保険に入っています。」
 捜査主任「ばか、なぜ早くそれを言わないんだ。それで利子の本当の狙いが見えてきたぞ。」
 捜査員A「スミマセン。誘拐保険に気を取られていたもので…。でも、金が欲しいなら社長を殺害するだけで保険金が入るのに、何で誘拐なんかしたんでしょうね。」
 捜査員B「わからんか?単に社長を殺害すれば生命保険の受取人が疑われるのは常識だろ。誘拐の場合は犯人が被害者を殺害することはよくあることだ。だから誘拐して殺害すれば、保険金殺人には直接結びつかないと考えたんだろう。実際に身代金を手にするのは非常に難しいが、うまくすれば身代金も取れるし、もし身代金が取れなくても、自分が仲間だということがバレなければ生命保険金は入る。まったく悪知恵の働く奴だが、警察を甘く見過ぎたな。」
 捜査員A「最初から殺害するつもりだということか。」
 捜査員B「社長も犯人の仲間に利子がいることを知ってそれを悟ったから、DM代わりにこんなメモを送ってきたんだろうな。」

 捜査主任「よし、身代金の受け渡しまでにはまだ時間があるな。すぐに高井利子を重要参考人として引っ張って社長の居所を吐かせろ。」
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ということで、メモの暗号で「利子」、「としこ」と指名されている高井利子が犯人でした。

なお、社長が無事救出されたか否かはご想像におまかせします。