怪盗スモークの挑戦***中篇名探偵登場 ( No.7 ) |
- 日時: 2006/03/28 14:42
- 名前: S
- 思いのほかたくさんレスがきたので、「名探偵登場」ということで、中篇を書きたいとおもいます。
*********************** 警部が頭をひねって考えていると、またもやスモークから手紙が届いた。前回と同じく、新聞の切り抜きで作られた不揃いな文字。 警部は、中身を開く。 「愚かなる警察諸君 今日は諸君らに 良い知らせだ 今まで私と競ってきた 名探偵の「宿毛凍解」君を 君たちに紹介しよう では 精々がんばってくれたまえ 怪盗スモーク」 警部が読み終わると同時に、一人の男が入ってきた。 「君が、宿毛くんかね?」と警部が訊くと、男は、首を縦にふった。 さすがに警部も、敵の紹介した人物を、素直に信じることはできず、幾つかのテストをしてみることにした。(省略)
************ 「で、宿毛くんこれなんだがね」警部が予告状を見せる。 「その前に警部、全員に護衛をつけたらどうですか」宿毛が、もっともな意見を口にする。 「いや、わたしもそう言ったんだが、上の意見でな。メンツに関わるからだめだそうだ」ため息混じりの警部。 わかりました。と言い、少しの間予告状を見ていた宿毛だったが、ふとため息をつき、 「まさかこんな簡単な暗号のために僕をよんだんですか?」と、心底あきれたように警部をみた。 「宿毛くん、いったい誰が狙われていて、スモークはいつ来るんだね」警部は、ハンカチで流れた汗を拭いながら訊く。 「まぁ、そうあせらずに。このままじゃ、本当に『愚かなる警察諸君』になりますよ」楽しそうに、宿毛が言う。「ヒントをあげましょう」警部の顔を見つめる。 「第一のヒント。この暗号は、『天地を』から、『乙女』まででひとつ。月の〜でひとつとなっています。 第二に、この暗号を解いても具体的な日付や、時間はわかりません。 第三に、場所について。具体的な地名は出ませんが、誰を狙っているかはわかるので、警察の機動力で、すぐ特定できるはずです。 第四に、この暗号から特定できること。特定できることは、『人物』と『その日の空模様』です」 宿毛は、一息でこれだけの台詞を言うと、一時間ほどでてきます。と、どこかへいってしまった。 解決編(>>25)へ続く ***********************
kaitoさん、勘違いさせてしまったようですみません。 では、以上です。長文すみません。 S
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