 pc ( No.11 ) |
- 日時： 2005/09/27 23:20
- 名前： ITEMAE
- 依頼人が、お茶でも飲もうと腰を上げた瞬間、背後に人の気配。
依頼人：「あ、あなたは･･･。依頼人には二度と会わないのが貴方のルールでは･･･？」
ゴルゴ：「この世界のルールはよく知っているようだな」
依頼者：「そ、それでは､何か･･･？」
ゴルゴ：「依頼の内容は覚えているな。忘れていたら一番上を読み返してみろ。」
「とらえる、とは聞いたが、射殺しろとは聞いていない。超高速撮影で姿を捉えようというのも反則ではないはずだな。これはまともな解答だな。おっと、さすがに、弾丸のスピードと、動体視力と、のぞみのすれ違い速度に加え、強化ガラスの二重窓は手におえん･･･などという弱気なことを言うのではないぞ。」
依頼者：「･････」
ゴルゴ：「そんなことはまあいい。ところで№8の回答を読んだか？」
「新神戸駅を出ればすぐ六甲トンネルだ。いまの「のぞみ」はすべて新神戸に停車するからな。」
http://ekikara.jp/newdata/detail/27010141/69.htm
http://ekikara.jp/newdata/detail/23010045/23.htm
「時刻表を見れば、東京行きの「のぞみ」が新神戸を出発して、博多行きの「のぞみ」が新神戸に到着するまで、3分しかない。つまり、新神戸から1分半ほどのところですれ違うわけだが、そんな場所をいくら500系でも250ｋｍ/ｈで走ってるわけがなかろう。」
「さらに重要なことだが、博多行き「500系のぞみ」が、六甲トンネルの中ですれ違うのは、すべて500系だ。
700系がすれちがうのも700系だということだ。
つまり、六甲トンネルで、500系と700系がすれちがいざまに･･･ということはありえない。
さて、この世界のルールは知っているんだな。
依頼に嘘は許されない。」
ズキューン！
（しかし、雪が降ったり台風が来たりでよく新幹線のダイヤは遅れるぞ。「爆弾騒ぎ」でも起こしてダイヤをずらすぐらい、不可能ではないだろう･･･と思った諸君。そんな皆に迷惑をかけるような悪いことを、ゴルゴ十三はしないから、あしからず。）
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