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■ コメント ( No.3 )
日時: 2022/06/24 18:00
名前: 千夜一夜

 
想定していた解を発表します。
 
 
以下、
1の位が誤表示される秤を「嘘つき」、
1の位が正しく表示される秤を「正直秤」
と言うことにいたします。
 
「正直秤」が1台、「嘘つき」が3台、あるのでした。
(これらの秤は、みわけがつきません。)
 
また、
10gの偽物金貨3枚と11gの本物金貨1枚と、
あわせて4枚があるのでした。
(これらの金貨は、みわけがつきません。)
 
 
金貨をA、B、C、Dとします。
 
A、Bの2枚を、続けざまに3回、重さを量ります。
(すなわち、4台の秤のうち3台を使いきります。)
 
この時点で、
未使用の秤が、正直秤なのか、はたまた嘘つきなのか
判明します。
 
なぜならば、
使用済みの3台による計量結果が
全て一致したときには
その3台は全て嘘つきであり、
一致しないときには(2対1で結果がわかれる)
正直者が既に使われたとわかるからです。
残された未使用の1台が正直秤なのか、嘘つきなのかが
これでわかった、ということは大きなアドバンテージです。
 
また、この同じ時点で、1枚の本物の金貨が、
A、Bのうちの1枚なのか、
C、Dのうちの1枚なのか
についても既に判明しています。
 
使った3台の計量結果のうち、多数派は、
(結果は3対0、または2対1となっています)
必ず嘘だからです。
多数派の計量結果の下一桁が「0」ならば、本当は「1」
すなわち、A、Bのうちの1枚が本物です。
多数派の計量結果の下一桁が「1」ならば、本当は「0」
すなわち、A、Bのうちには本物はありません。
本物は、C、Dのうちの1枚です。
 
このように、
この時点で、1枚の本物の金貨が、
A、Bのうちの1枚なのか、
C、Dのうちの1枚なのか
についても判明しています。
 
《この2枚のなかに本物が1枚ある》
と絞り込めたことになります。
この2枚を、X、Yとしましょう。 
さて、この2枚から、本物を1枚みつけたいわけですが、
残された1台の秤を使うことになります。
既に判明しているように、
この1台が正直秤なのか嘘つき秤なのか、
我々は知っています。これを頭にいれて……
 
Yを量ります。
 
未使用だった1台が嘘つきで、結果が11gならば
本当はYは10gです。 つまり本物の金貨はXです。
未使用だった1台が正直秤で、結果が11gならば
本当にYは11gです。 つまり本物の金貨はYです。
未使用だった1台が嘘つきで、結果が10gならば
本当はYは11gです。 つまり本物の金貨はYです。
未使用だった1台が正直秤で、結果が10gならば
本当にYは10gです。 つまり本物の金貨はXです。
 
このように、4回の計量で
本物の金貨を特定できるのでした。
 
3回続けて同じように量るというところが
実にトリッキーですね……

 
※Annさんによる >>1 の解のほうが
ずっと正統派のような気もいたします。
ペコリ。m(__)m
 
――
 
おりをみてクローズ・ロックさせていただきます。