コメント ( No.39 ) |
- 日時: 2016/02/04 20:57
- 名前: 紅巾
- 青緑君の働くコンビニに辿り着いた俺と赤井。
俺は店内の入り口から一直線を描くように目標に突き進み、それを手に取った。 「万引きされたのはこれだろう」 俺は赤井にそれを見せる。 「他にも種類あるけど、それなのか?」 「青緑君に確認すれば済むことだ」 俺は、カウンターからこちらの様子をニヤニヤしながら見ていた青緑君に尋ねる。 「万引きされたっていうのはこれだろう?」 「正解」 青緑君はあっさりと正解を認めた。 「赤井、まさかこの程度のことで紅に頼ったのかい?」 「黙れ」 俺は今にも口論を始めそうな二人の間に割って入る。口論が始まってしまえば話がなかなか進まない。 「青緑君も人が悪いぞ。普通に商品名を書けばいいものを、わざとレモンと勘違いさせようとしただろう。こう書くにしても、上下の横線を付けるべきだろうに」 「間違いではないだろう。偶然レモンに見えたとしても仕方のないことだ。固有名詞だし、運がなかったんだよ」 確かに間違いではないが……。 俺は呆れつつも、目的は達したので事務所に戻ることにした。 「で、結局どういうことだったんだ?」 赤井がまだ納得できないと言いたげな目で俺を見る。 「要するに、青緑君が赤井を惑わす書き方をしたってわけだな」 「そこまでは流石に分かるが……」 「ところで赤井、あの商品を飲んだことなかったのか?」 「ない。というか何て名前だっけ」 ……本当に赤井はこの手のものを飲まないんだな。記憶に残らないほどとは。 俺は仕方なく答えを言って聞かせた。
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