pc ( No.7 ) |
- 日時: 2015/04/13 16:00
- 名前: 害鳥
- 別解
I)n=1のとき 24×5^(n−1)−1=3×5nである.
II)n=kのとき 24×5^(n−1)−1=α×5n(αは5で割り切れない整数)が成り立つと仮定する.すなわち 24×5^(k−1)−1=α×5n である.
元の式の左辺でn=k+1とした 24×5^(k+1−1)−1=24×5^k−1 を考える.これは因数分解できて 24×5^k−1=[24×5^(k−1)−1][{24×5^(k−1)}^4+{24×5^(k−1)}^3+{24×5^(k−1)}^2+24×5^(k−1)+1} となる.上式右辺最初の[]内は仮定よりα×5kであるので代入して (α×5k)[{24×5^(k−1)}^4+{24×5^(k−1)}^3+{24×5^(k−1)}^2+24×5^(k−1)+1] また上式の[]内は5の倍数であって,さらに25の倍数ではないので,5の倍数でない整数βを用いて5βと書ける(証明略).よって,結局 24×5^(k+1−1)−1=αβ×5k+1 となり,n=k+1の場合でも成り立つことが分かる.
以上で示したのは,2^4×5^(n−1)−1=α×5nとなる5の倍数でないαが存在することであるが,この両辺に2nを掛けると 2{4×5^(n−1)+n}−2n=α×10n が得られる.24×5^(n−1)+nの下n桁が2nの下n桁が同じであることを意味している.
2nの桁数はn以下であるので,更に強く 24×5^(n−1)+nの下n桁が2nに一致する ともいえる. 2nの桁数をf(n)とすると,f(n)+1〜n桁目にはn−f(n)個の0が並ぶ.
本解で示したようにn−f(n)=2015となるnは存在するので題意は示された.
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