pc ( No.21 ) |
- 日時: 2015/05/01 12:51
- 名前: あれれ
- 答えを発表します。
確実に助かる方法の一例です。
わざと2人捕まり、捕らわれている小人が12人となるようにします。 12個のサイコロに0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11と番号をつけます。 サイコロ番号nに対して、 nを2で割ったときの余りをa(n)、 b(n)= (n-a(n))/2とします。 n=a(n)+2b(n)です。 姫が動かしたサイコロをx番とします。 この時点のn番のサイコロの目をd(n)とします。 代表者の動かすサイコロy番を次のように決定します。 a'=-a(x)+Σa(n)d(n) [n=0,...,11] b'=-b(x)+Σb(n)d(n) [n=0,...,11] を計算します。 a'を2で割ったときの余りをa'',b'を6で割ったときの余りをb''とし、 y=a''+2b''とします。
姫の動かしたサイコロは次のようにして求められます。 代表者がサイコロを動かした後のn番のサイコロの目をc(n)とします。 α'=Σa(n)c(n) [n=0,...,11] β'=Σb(n)c(n) [n=0,...,11] を計算します。 α'を2で割ったときの余りをα'',β'を6で割ったときの余りをβ''とすると、 α''+2β'' が姫の動かしたサイコロの番号です。 (証明) n≠yの場合、c(n)=d(n) n=y,d(n)≠6の場合、c(n)=d(n)-1 なので、 α'=Σa(n)c(n)=Σa(n)d(n)-a(y)d(y)+a(y)c(y)=Σa(n)d(n)+a(y)(c(y)-d(y))=Σa(n)d(n)-a(x)=a' α''=a''です。
n=y,d(n)=6の場合、c(n)=d(n)+5 α'=Σa(n)d(n)+5a(y)=Σa(n)d(n)-a(y)+6a(y)=a'+6a(y) この場合もα''=a''です。
同様に、β'はb'またはb'+6b(y)ですので、β''=b''です。 よって、x=a''+2b''=α''+2β'' (証明終り)
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