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■ pc ( No.88 )
日時: 2012/05/01 21:50
名前:

ヒントストーリー >>32 >>47 >>56 >>67 >>75 の続き

さて…。
寒いギャグは置いといてっと。
私はその怪しげな毛布を一気に目くりあげた。
そこにあったのは私が予想した通りの先生のアリバイが一気に総崩れする代物だった。
私はそれを抱き抱え、皆に向かって勝利のピースサイン。

「 ふっふっふ♪証拠も見つかったし、そろそろ今回のトリックの全てをご説明させていただきます♪」

私たちは先生の車から離れもといたダイニングへと場所を移した。

「 ではでは。コホンッ。
えーと、この台本のコピーは真紀が手書きをした部分以外はこのペンションに来る前に準備されていたんでしょう。
ん~…真紀の目を盗んでこっそりという筋書だとシックリ来るかな?」

私は説明しながら真紀の方をチラリと盗み見る。
無表情ながらも何となく満足気だ。
台本の流れは私の予想した通りなのだろう。

「 そして先生はコピーをしに行くと車には乗ったけどコンビニまでは行かず、
このペンションの近くに隠れた。
そこで前もって準備していた台本のコピーを取り出したんですね。」

「 …ああ、その通りだ。」

「 そ・し・て、これを車のコンセントに繋いだんですよねえ♪」

私はそこまで説明してさっき運んでテーブルの上においたそれをポンっと叩く。

「 これは『他機能プリンター』一般的な使われ方はパソコンに繋いで印字作業されるものですよね。
でも、これにはコピー機能がついていてパソコンと切り離しても家庭用コンセントさえあれば普通にコピーが可能。
何となくパソコンがなければ作動しないイメージに惑わされちゃいます。そこがミソでした♪

その機能を使って、真紀が手書きをしたタイトルをコピーする事でアリバイをつくったんですね。
後は真紀の部屋の窓に向かいトマトをぶつけて車に戻り時間を合わせて皆の前に現れる。というストーリー。
…で、ファイルアンサー?」

私は長い説明を終えると某クイズ番組の決め台詞を大風先生に投げかけた。

「 ……………!?」

長めの無言に生唾ゴックン。

「 正~~解!~~!」

と、ここにいるメンバー全員が笑いながら口にした。

その言葉が合図のように待ちに待ったオーナーからのディナー開始の呼びかけの声がダイニングに響いた。

…これでディナーのおあずけ解禁っと♪