pc ( No.67 ) |
- 日時: 2012/04/14 21:59
- 名前: 京
- ヒントストーリー >>32 >>47 >>56 の続き
やはり先生はコンビニへは行ってない…。 じゃあどこでこの台本をコピーしてきたんだろう。 もしかして…!?
「 すいません、オーナー。このペンションにFAXって置いてあります?」
私の推理はこうだ。 このペンションにもしもFAXがあるのなら、ここから一番近い民家の方に前もって了承を得ておいて、 そこへFAXを送ればとりあえずコピーは出来上がる。 それを人数分繰り返せば枚数もクリアできる。 後はそこからFAXを回収すればトリックの完成だわ。 どう!?この完璧な推理は!? 私は期待を込めてオーナーの返事を待った。
「 …いえ、ここにはそんなハイテク機器は置いてございません。 ここから一番近いFAXの設置されている場所はコピー機と同じく例のコンビニでしょう。」
「 ははは。なかなかのトリックだが今回のトリックはその方法ではない。」
ガッカリ。 う~ん…じゃあ先生はどこでコピーをしたのよ。 ペンションじゃないコンビニでもない…。 字体を見てもカーボン紙でなぞった様な形跡もない。 明らかに機械でコピーされたものだわ。 コンビニとかにあるコピー機って結構大きいわよね。 持ち運ぶのは至難の技。
ん…!?持ち運ぶ…!?
「 あの、先生。先生ご自慢のエスティマを調べさせていただけますか?」
「 ああ、構わないぞ?だがひとつ言っておくが車にパソコンは置いてないからな。」
「 ええ、知ってます。このトリックにパソコンは全くもって不要ですもの。 ただ、先生の車に『あれが付いているか』どうかを調べたいだけですよ。 あれが付いてさえいれば、あれは動きますからね。」
「 …マジスカ!?」
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