pc ( No.158 ) |
- 日時: 2011/07/17 20:39
- 名前: 京
- 完治の危ない妄想ヒントは
>>35 >>46 >>55 >>88 >>101 でご覧いただけます。
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エピローグ
「 ・・よし、これでfinal answerだなっと。」
夏奈の暗号の答えの祭りの名を解読できた完治は さっそく携帯で夏奈へと電話をかけようと携帯を手にかける。 しかし、自分の部屋に近づいてくる足音に気づいてその手を止めた。
この足音は・・夏奈・・?
ガチャッ・・と開いたそのドアの方をみると そこには完治の予想通り夏奈の姿があった。
「 ふふふっ♪ そろそろ暗号が解読できた頃かと思ってきちゃった♪ ・・ね、完治?今年はこのお祭りに決まりだよ・・ね?」
「 ああ、そうだな。 今の俺が一番頼りたい方の縁の地で行われる祭りだからな。 この天満祭はさ。」
「 おお〜!?暗号解読お見事♪ 完治の苦手な英単語や数字を取り混ぜた暗号だったけど、 綴りも間違えずにちゃんと解読できたんだ。 しかもまさかの辞書検索!?」
夏奈は机に出しっぱなしだった辞書を見つけ 驚きの表情を見せた後満面の笑みを浮かべた。
ああ。やっぱり夏奈は可愛いよな・・。 ちょっとおてんばな所もまたあるのはご愛敬だけどなっ。
「 天満祭、一般的には天神祭。 大阪天満宮で行われる日本三大祭のひとつだよね。 そこは学問の神様の菅原道真、縁(ゆかり)の地だし なんだか学問の神様にあやかれそうなんだもん。」
「 ははは・・そうかもな。 天満宮だけに次こそは満点お願いします・・なんてなっ。」
「 う〜ん・・。そりゃあ満点なら最高だけどねぇ。 ま、夜空にペガスス座が輝く頃までには 赤点脱出できるよう頑張ろっか♪」
ははは・・。 さすがは夏奈、かなり現実主義な考え方だな。
「 夏奈からウッシッC〜な ご褒美があれば満点だって夢じゃないんだけどな・・。」
「 え?何か言った?」
「 い、いや。何にも言ってないぜ?」
ホントに〜? と怪しむ夏奈にたじろぎながら、七夕の願い事を考えていた。
来年の夏もその次の夏も満天な星空の下 夏奈とずっと一緒にいられますように・・。
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