pc ( No.38 ) |
- 日時: 2011/03/16 10:24
- 名前: 京
- 私は頭の中で推理をはじめた。
斉藤が電車で口にした毒入りのお茶は玉木が三人の真ん中に置いて 斉藤自らが手にしたお茶に間違いないわ。 それ以外にお茶のペットボトルは持って帰らなかったし、 「家でビールを飲み直しだ。」って言っていた斉藤が 新たにお茶を買って電車で飲むとは考えにくい。 のどの渇きを潤す程度に手元にあった飲み残しのお茶を 何気なく口にしたと考えるのが自然だもん。
斉藤が花見会場から立ち去る間際の、 お茶を川上に飲ませて貰ったその時点にはまだ毒は混入されていなかった。 だって、そのお茶を飲んだ斉藤はピンピンしてたし。 即効性の毒なら電車じゃなくてその場で死んじゃうはずよね。 だから毒はその後にお茶の中に混ざったという事。
だとすれば、そのお茶に毒を混入できた人物は限られるわ。
もっとも怪しいのは・・・。
う〜ん、でもなあ・・。
川上は斉藤にお茶を飲ませた後 お茶の中に毒を入れるような行動は無かったのよね。
・・ん?
そういえば川上がトイレに立つ時、 確か川上も玉木から受け取ったお茶を手に持って行ってたような。
でもトイレから帰ってきた時は手にしていたのはお茶では無くて缶コーヒーだった。 あのお茶を飲み干してまた缶コーヒーを飲むなんて普通なら考えられないかも。
そう考えれば川上は自分のお茶は捨てたって事になるわ。
・・どうしてだろ?
飲みたくなかったのならその場に置いてトイレに立てば良かっただけの話だし。
これはなにかあるわね。
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