nothing ( No.65 ) |
- 日時: 2011/01/15 14:58
- 名前: そうそう
- エピローグ:
赤い帽子に、赤い服。白い袋、ブーツ。 サンタさんの格好だった。 でも、その顔は…お父さんだった。
「お父さんがサンタだったんだ…本当はサンタなんていないんだね…」
「…それは違うぞ。なぜなら、父さんの正体がサンタなんだからな!」 「え!?」
「今から、日本のみんなにプレゼントを配らなきゃいけない。クリスマスは、いつも早く寝てるだろ? おまえを寝かしつけた後、プレゼント配りに行ってるんだ」
「ええー!?うそー!」 「その証拠に…トナカイが窓の外に待機している!」
父さんが窓を開けると、庭にトナカイが待っていた。
「父さんは目黒区の担当だ。他のサンタに負けないよう、急いで配らないと!じゃ、行くよ!」 「…うん!いってらっしゃい!」
ボクは驚いたけど、とても誇らしい気分だった…。
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