pc ( No.82 ) |
- 日時: 2011/02/16 10:18
- 名前: そうそう
- 木漏れ日の暖かかったあの森は…
鬱蒼(欝蒼・鬱葱=うっそう)とした暗い森へと変貌していた…
私は、思わず驚きの声を上げた。
「うっそー!?」
ここには、鳥の鷽(ウソ)が住んでいるようだ。 鷺(サギ)も時々飛んでくるらしい。仲がいいのか、ライバル通しか…
クヌギ、コナラ、ブナ、ケヤキ、ヒノキ…いわゆる、雑木(ぞうき)だ。 そして、そこは、臓器が連なる、雑木林(ぞうきばやし)となっていた…。
その木にぶら下がっていたのは、胃と腸。つまり胃腸。 その木は銀杏(イチョウ)の木。その実は銀杏(ギンナン)と呼ばれ、独特の匂いがある。
木も、臓器も、(ゲームも)移植が出来るな。
下がっていた2つの首は… 象(ぞう)と麒麟(きりん)のものだった。
雑木林は、通常「ぞうきばやし」と読む。 だが、林の中で雑木の果たす役割が重要になる場合、「ぞうきりん」と読むこともあるらしい。 そうか、ゾウとキリンの内臓だったのか。だったら殺「人」事件ではないな。
その時…ふと、森の奥に、「鼻が長い」が、ゾウではない、天狗を見た気がした。 耳をパタパタするのではなく、持っている芭蕉の葉をパタパタさせ、飛んでいた。 その鼻は、長いというか、高いというか…自慢してるのか?まさに「天狗」だな。 (高慢ちきな態度を天狗になると言いますね!)
そして、「首が長い」が、キリンでない、ろくろ首を見た気がした。 何かを、首を長くして待っているようだ。
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