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■ nothing ( No.77 )
日時: 2010/10/03 22:50
名前: かえるの妻

>>73続き
真相 〜急=Question〜

彼女は進学を選びませんでした。
こともあろうに、女性向けの服飾店に就職してしまったのです。
学生と販売員では、生活パターンも かなり異なります。
これでは塚原は 偶然を装って会いに行くこともできません。

塚原にとって幸いだったのは、彼女が まだ伊達を崇拝していたこと。
歪んだ情熱を原動力に 彼は大学内での人脈作りに奔走し、
その甲斐あって、ついに伊達と知り合うのです。

「伊達を紹介することで 瞳から感謝されたい。」
この目的なら、すぐに引き合わせても良かったでしょう。
伊達さえ承諾すれば、3人だけで会合の場を持つことも可能ですね。
しかし 伊達はイケメンです。瞳と親しくなりすぎては困る。

塚原の満たされない想いは、ついに度を超した悪巧みへと変貌します。
まずは自分が伊達と親しくなり、自分に有利になる情報を集めます。
彼が既婚者であること、それは重要な要素でした。

さて、最近ではストーカー的行為にまで及んでいた塚原は、
瞳の電話番号が変わっていないことも、
仕事が早番になる日も 知っていました。
準備は整いました。伊達と引き合わせるべき時が訪れたのです。

告白必勝作戦に必要なのは、瞳と伊達を引き合わせること。
しかし じっくり会話をする機会は与えないこと。
ならば、合コン風のセッティングはどうだろうか。
それが今回の塚原の小細工でした。もちろん、単なる嫉妬からではありません。

伊達には「この合コンに参加すれば若者の実態を取材できる」
などと言って誘ったのかもしれません。
ほかの学生たちも、それぞれ都合のいい口実で招きます。

瞳にとっては 伊達に会えるという嬉しい知らせです。
塚原からの誘いは半年ぶり、以前のような警戒心は持ちません。

   〜つづく〜


・・・さて。
ようやく核心に辿り着きました。
あと ほんの少しだけ、お付き合いをお願いします。

あらためて問題

“ある日、見知らぬ男が店に訪ねてきてこう言いました。
 『ずっと前から貴女を見ていました。
  好きです。付き合ってください!』”

 塚原の言った この出来事は、実際に起こったことでした。
 ・・・誰にでしょう?