pc ( No.7 ) |
- 日時: 2010/09/16 23:04
- 名前: ゲーデル
- 【 >>6 の補足 1 】
*「 . 」を掛け算の意味で使用。Primes は素数の意味。odd は奇数の意味。 素因子は素因数の意味。他の用語等は >>4を参照
*「平方因子を含まない数」というのは、素因数分解した時に、 素因子の指数部が全て 1 である数を指します。つまり、22, 32, 52,... といった、素数の 2 乗で割り切れない数の事です。 例えば 98 = 2172 なので、平方因子を含むことになり、 210 = 21315171 なので、平方因子を含まない数です。 英語では、平方因子を含まないことを square-free や quadratfrei と言います。
*Aの表現の例 奇数乗の素因子だけ a に1個割り振り、残りは全て x にとすれば良いことになります。 例えば 1865245307444880768 = 273411120114 なので、 a=2.11, x=233220112 とすれば良いことになります。
*Cで、5.7.11.13.23.29.19!/ (2933) > (4/3) 19 19 ! を示すには、 316.5.7.11.13.23.29 > 247 を示せば良いですが、↓ より明らかです。 (11.13.29).(38.5).(38.7.23) = (4147).(32805).(1056321) (212).(215).(220) = (4096).(32768).(1048576)
*Cと同じやり方で、より厳しい評価 (3/2)2010 2010 ! も出来ます。 ただ、数が大きくなれば成り立つのは当たり前ですが、 初めの方は成り立たないわけで(63で初めて成り立ちます)、 どのくらいから成り立つかを具体的に示すのは、計算機なしでは面倒です。  *計算機(PC)を使えば、最初の2010個の平方因子を含まない数の積 (>106198) や 最初の2010個の 4 で割り切れない数の積 = 2680!/(4670 670!) (>106017) が Πq∈Primes, q<2010 q[2010/q]+1 (<105990) より大きいことを示せばよく、 実際に膨大な掛け算を実行(多倍長演算の工夫等が必要ですが・・・) したり、 対数を取って比較したりすることで確かめれば、C以降の議論は必要なかったりします。 というか、単純だけど膨大な計算を実行すればおしまい的な問題であれば、 PC に任せるスタイルの方が私的には楽で好みだったり  ・・・初めはこれでC以降を「実際に計算させてみると・・・矛盾」等と示そうとしてました  実際、C以降は技巧的に過ぎるので、数学クイズとしては、計算させて証明終わり、と したいところです。 
*ほぼ全く同じやり方で、素数p≡3 (mod 4) について、証明できます。
*Caes 2 の部分はほぼ Erdos 1939. のやり方と同じです。 ただ、Erdos は @を示すのに、[SylvesterとSchurの定理] を使っていたのに対して、 この問題では 2011 という数字を使って Case 1 を使う事で解決してます。 あとFでは、Erdos は [Legendreの公式] を活用していますが、この問題では 具体的にp= 2,3 について指数部を計算をすることで解決しています。
*Erdos や一般的な証明が気になる人は、問題文の一行目のリンク先へ。
★質問があれば気楽にどうぞ★
ついでに、ヒント2で、「連続する6つの整数の積を考えて下さい。」 と言い放ってしまったので、>>6 に則して簡単に証明してみます。 ========================== >>6 の Case1 と、Case2 の@,A,B までは全く同じように進めて、 C b ≧ 1.2.3.5.6.7 = 1260 (最初の6個の平方因子を含まない数の積) D b ≦ 223252 = 900 (b は平方数 でないといけないので 2 の指数は 2) C、Dより、矛盾。
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