pc ( No.103 ) |
- 日時: 2010/08/01 15:23
- 名前: そうそう
- まだ解かれていない方もおられますが、20日経ちましたので、オープンさせて頂きました。
(本当は一回取り消そうかと思ったけど、一回オープンしたら戻せないのね…)
解説:
少年は、薬缶(やかん)。薬缶が非行に走って、やかんひこう。夜間飛行でした!
薬缶は元々、漢方薬を煮出す役目を負っていたことからこの名前がついたそうです。 いまのやかんは、お湯を沸かすのが本分。ひに焼かれる仕事ですが、日焼けしません。 夜間だけに、夜型なので。そして、自分は焼かれても、他人は決して焼かん!だそうです。
母さんは、鍋。夜なべをして、手袋編んでくれました。「母さん」の歌詞にある一節ですが、 2番の歌い出し「母さんが 麻糸紡ぐ 一日紡ぐ」を「朝、糸紡ぐ」と勘違いしていた人も 多いようですね。時間帯ではなく、材料の問題でした。
「鍋」というと、調理具だけでなく鍋料理一般をさすことも。鍋料理では、灰汁(あく)が 大敵です。定期的に掬う(すくう)必要があります。
闇の世界…闇鍋では、ゾウリやらチョコやら、あやしげなモノが投入されますね。 東北地方では、白濁液(牛乳)を入れる「ほうとう」という鍋料理があります。 また常夜(とこよ・じょうや)鍋という、豚肉と白菜を煮るだけのシンプルな料理が あります。味付けを個人個人で行うので、味オンチの奥さんにオススメなのだとか…。
最近は「出張鍋」というデリバリーサービスがあるそうです。冬場は人気でしょう。 GWまではギリギリ需要があるでしょうか?
父さんは、フライパン。同じく火に焼かれる仕事です。フライパンや中華鍋は、使うほどに 油が染み込み、焦げ付かなくなるそうです。町工場の職人のように、油の匂いは勲章なのです。
さて、ところで薬缶少年は、本当に非行に走っていたのでしょうか? GWの合間だけ、彼は夜間工事のバイトをしていました。母さんが編んでくれた麻手袋をして、 手袋がボロボロになるくらい、必死で働きました。
それは、GW明けの日曜日…母の日にプレゼントをするためです。 つまり、非行少年ではなく、孝行息子。夜間飛行ではなく、夜間航行だったのです!
タイトルの「夜の空と海」はそういう意味でした!
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