nothing ( No.130 ) |
- 日時: 2010/05/22 08:15
- 名前: かえるの妻
- >>127 の続き
〜 解決編 第3話 〜
『豆腐屋の前に鹿、といえば「鹿政談」。
鹿が保護されていた時代のこと、豆腐屋が、 キラズ(おから)を盗み食いした鹿を、過って殺してしまう。 豆腐屋に非がある、と責め立てるのが 鹿の守・塚原出雲。
(ウタちゃんが真相に気づかなかったら、このあとは 塚原=タカ先輩が ウタちゃんを詰問することにでも 決まっていたんだろうね。)
しかし、名奉行は見破る。 「そもそも鹿が盗み食いをしたのは 塚原出雲が予算を横領して 鹿に充分な餌を与えなかったからだ」と。 「自分が罪に問われたくないのなら、“これは鹿でなく犬だ”と認めろ」 と塚原に言って 事件を丸くおさめた。 「キラズにやるぞ(斬らず=死刑は無しだ)」「マメで(=無事に)帰れます」
つまり、ここでの牡丹先輩のメッセージは、 「タカ先輩が間接的に 牡丹先輩の死?に関わっていて ミエミエの嘘をつかなければいけない立場にある」ということ。
ほかには、 「豆腐屋の前で死んだ鹿は、鹿と呼んではいけない」。
(牡丹先輩は、「シカや」のぅて「シシや」で。 なんや、「シシかい」な。(笑) これで「池田のシシかい」。なんちゃって・・・。 物は投げないで、危ないからネ。投げるならお捻りを。)
「キラズにやるぞ」。 豆腐屋が無事に帰れるというところから、 この後は誰も死なない、といった意味にもなる。 斬らずに殺るぞ? 凶器は何だった? 刃物ではないね。
さて、もうひといきだ。
「千早振る」で ウタちゃん、 「鹿政談」で タカ先輩、 「池田の猪買い」で ミミ先輩が それぞれ牡丹先輩と関わっている という見立てだとすると、 このままでは 僕が寂しいんだよね。「北の旅」だけじゃぁね。
注目すべきは 牡丹先輩の右手だよ。 なぜ人差し指を立てていたのか。 そして僕の名は・・・「祐介」。「右で示す↑」。』
〜 つづく 〜
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