pc ( No.55 ) |
- 日時: 2010/02/19 05:21
- 名前: ボムボム
- >ゲーデルさん
No.54の返信コメントは少し論点が外れています。 言葉が足りなかったようなので説明します(すべて正直者のみ考慮)。
もともと「Aと聞かれたら…」ということが問題点で、そのため@という置き方が現れ、 E(x,A)=「質問者xがいて、Aという質問を聞かれる」の真偽 というものを導入したと思います。
そこで「Aと聞かれたら」という内容が入っている命題Q'(A)を考えます。 この命題はE(x,A)の真偽と密接な関係を持つ命題ということになります。
「Aと聞かれたら、"はい" と答えるか」 を解釈するにあたって、@ではAという命題が真のときに「はい」と答えるようにF(A)を設定しました。 しかし、F(A)=「はい」「いいえ」を尋ねるだけではなく、「Aと聞かれたら、◯◯◯」という中の◯◯◯という部分に、例えば「命題X'は真か?」という真偽を尋ねる質問をすることも可能と考えられます。 例えば 「Aと聞かれたら、「1+1=2」は真か?」 とか、この問題で議題に挙っている 「Aと聞かれたら、「答えは「はい」である」は真か?」 というような質問などです(意味のある質問かどうかは別として)。 これは、@の中での表記で「F(A)=はい」を論理式の中に組み込んでいることからしても、別に不自然なことではないと考えられます。
さらに上の文章の「Aと聞かれたら」というところ。 これはE(x,A)が真であることを前提としているので、当然E(x,A)が偽のときに注意を払う必要があります。 つまり「Aと聞かれたら、命題B'は真か?」というような、「Aと聞かれたら」という文を含む命題をQ'(A,B)と書いたとして、@と同じ考えでいくと Q'(A,B)=「(∃x)(x∈【質問可能者】∧ E(x,A) ∧ B')」…A というように表すのが近いだろうと思えるわけです。 これがNo.47あたりで気になっていたところです。 (さらにこれはE(x,A)が理由で偽になるのでは?というのがNo.48です)
でNo.52以降の話になります。 つまり「Aと質問されたら、B'は真か?」のような、しかも全体が恒真になるような命題T'(A,B)があったとして、対応する質問T(A,B)を考えるとどうなるか?というわけです。 恒真ですからT'(A,B)は常に真です。 正直者にとっては、Fという関数を使うとF(T'(A,B))=「はい」と答えなければいけないように見えます。 一方で「Aと質問されたら…」の文を含むため、先ほどのAの考え方でいくと T'(A,B)=「(∃x)(x∈【質問可能者】∧ E(x,A) ∧ B')」 と書けないか?ということです。 するとこちら側の解釈では偽ということになり、「いいえ」と答えなければいけないようにも思えます。 どっちなのか?この解釈じゃだめなのか?ということが僕の感じている疑問です。
「Aと聞かれたら」という文章は他に、「Aという質問に対して」「Aという質問の答えは」などのような文章に置き換わっていたとしても、E(x,A)とはかなり密接に関係していると考えられます。 No.52の「T'(A)は真か?」は、文字通りそのままです。 T'(A)もE(x,A)とは切り離せないと考えられ、「T'(A)は真か?」にAでは偽と解釈されるのでは?という意味です。
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