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■ pc ( No.18 )
日時: 2009/10/15 15:06
名前: Fair

解説発表です。
一部、既出のコメントとかぶる部分がありますが、全体の解説なので載せておきます。
感想も募集中です♪
<解説>「1〜3の数字が書かれたカードが3枚」「1枚につき1つの数字」とありますが、カードの数字が「1,2,3」なのか、それとも「1,1,3」だったりするのかは、これだけでは分かりません。

そこで、文章を読み進めていくと、「@〜Cの文のうち、・・・3つの数字について、・・・」と書いてあることが分かります。つまり、@〜Cが(どの数字のことかはわからないが)「3つ」の数字の説明をしていることには間違いないのです。
なので、まずは@〜Cを考えます。

@;@が成り立つとすると、3つの数字は「偶、奇、奇」または「偶、偶、偶」。
どちらの場合も偶数を含むので、Aも成り立つことになり矛盾。

B;偶数同士、奇数同士の差は偶数になるので、差が奇数になるには、偶数と奇数の両方が必要になる。
よってBが成り立つとすると、必ず偶数が含まれるので、Aも成り立つことになり、矛盾。

C;m,n,aを自然数とする。ただし、m>nである。
Cが成り立つとすると、m÷n=2a
よってm=2an つまりmが偶数ということになる。偶数を含むので、Aも成り立つことになり、矛盾。

逆に、Aが成り立たないとすると、すべて奇数となり、@,B,C全てが成り立たなくなるので矛盾。

以上から、正しいのはA


そうすると、偶数を含み、かつ@を満たさないので偶数は2つ。
偶数が2つで、かつBを満たさないので、最小が偶数、最大も偶数。
Cを満たさないので、最大÷最小が偶数でない。

よって、3つの数字は「小さい順に偶、奇、偶」かつ「最大÷最小が奇数または割り切れない」を満たす数字ということになります。つまり偶数は2種類必要なのです。
1〜3のなかに、偶数は「2」しかありません。ゆえに3つの数字には1〜3以外の数字が含まれることになります。

ここで問題文に着目します。
普通ならば、誤解を招かないために、「1〜3の数字が『1つずつ』書かれた」などとするはずです。しかし、この問題にはそのようなことが書かれていないので、1〜3が何個書かれていても良いことになります。
つまり、2桁以上も作ることができるのです。ただ、これは「1枚につき1つの数字しか…」と矛盾しそうです。
そこで実際に紙に書いてみると、例えば「22」は、
A;「2」が2つ書いてあると考えることもできるし、
B;「22」という1つの数字が書いてあると考えることもできます。
「整数1〜3の・・・」がAの考え方をし、「1つの数字しか…」が視点を変えてBの考え方をしている、と考えると、22は「整数…」「1つの…」の両方の条件をクリアしていることになります。そもそも、「2つの数字の間の距離が何mm以内だと2桁」といった定義はありません。
よって2桁も問題ないことになります。

あとは、和が最小となる組み合わせです。
まず、作ることができる最小の偶数は「2」なので、「2」を最小の偶数として考えてみます。
奇数については特に条件がないので、「2」の次に大きい「3」で確定。
1〜3を組み合わせて偶数とするには、「2」を一の位にする必要があります。
そうすると、次に大きい偶数は「12」です。しかし、12÷2=6(偶数)なので、条件を満たしません。
「12」の次に大きい偶数は「22」です。22÷2=11(奇数)なので、これは条件を満たします。

以上から、「2」を最小の偶数としたときの、和が最小である組み合わせは「2と3と22」です。
このとき、和は2+3+22=27

次に、「12」を最小の偶数として考えてみます。
ここで、12+12+12=36>27なので、「12」が最小の偶数であるとき、3つの数字の和は27より大きくなります。

よって、求める3つの数字は2と3と22です。

「8」を「3が2つ書いてある」と表現したり、「十」を「1が2つ書いてある」と表現したりする人がいたら、「2と3と18」や「2と3と十(10)」になってしまいますが…

<別解>「1〜3の数字が書かれた」ということから、「1,2,3すべてを使っている」と解釈することもできるので、1,2,3がそれぞれ少なくとも1回は使われているような組み合わせを考えるのもありです。

「2と3と22」では「1」が使われていないので、真ん中の「3」を違う数字にしてみます。
「3」の次に大きいのは「11」です。しかし、「11」だと今度は「3」が含まれないことになります。
「11」の次に大きいのは「13」です。
「2と13と22」ならば、1,2,3がすべて含まれることになります。

よって、求める3つの数字は2と13と22

<真の本解>(ボムボムさんからのご指摘です>>19
指数を考えます。
偶数を2m(mは自然数)とした時、2mのn乗(nは2以上の自然数)は2nmn
これを2で割ると2n−1mn(偶数)となるので、最小の偶数は2より大きい数を考えます。

2より大きい偶数を小さい順に並べると2、2、12、・・・なので、最小を2=4としてみます。
ここで、2÷4=2(偶数)、12÷4=3(奇数)なので、最大の偶数は12です。
4と12の間の奇数は3(=9)または11なので、3に決定。
そうすると2+3+12=25

次に、2=8を最小の偶数としてみます。
ここで、8+9+10=27>25なので、8を最小の偶数としたとき、和は25よりも大きくなります。

よって、求める3つの数字は2と3と12