nothing ( No.19 ) |
- 日時: 2009/07/20 16:56
- 名前: Yossy
【>>15の続き】
「うん、
『実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな』
という歌があるように、これは秋の田んぼで実った稲穂が、露の重さで頭を垂れている ようにようにみえる様子を歌ったもので 『穂、垂る』つまり『ほたる』を表しているというわけさ。』
「なるほどお洒落ね。」 「だから乙女の滝の句もそんな遊びが隠されているんじゃないかと思うんだ。」
「それに、『いざ問はん』からは在原業平の詠んだ
名にし負はば いざこと問はむ都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと
が思い出されるし…。」
「さすが渉君はもの知りね。」 「業平といえば「かきつばた」の5文字を句頭に入れて歌を詠んだことで有名だわね。」 「まずは、そのあたりから考えてみようか。」
|
|